建設業向け 火気使用願テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全24項目

火気使用願は、溶接や溶断など火を使う作業をする前に、元請の許可を受けるための書類です。

建設現場の火災は、溶接・溶断の火花から起きるものが多いとされています。火花は想像より遠くまで飛び、下の階まで落ちます。 許可制にしているのは、作業そのものを止めるためではなく、飛ぶ先に何があるかを事前に確認するためです。

多くの現場では、当日の朝までに提出し、許可を受けてから作業に入る運用になっています。

このテンプレートは、確認する順序に沿って項目を並べたものです。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 溶接・溶断・グラインダー作業の許可を受ける立場の方
  • 火気の使用を許可制で管理している元請の方
  • 作業後の確認まで記録として残したい方

こんな場面で活用

火気を使う作業の前日または当日の朝に提出し、許可を受けてから作業に入ります。作業後の消火確認まで同じ紙に残します。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 使用日時
  • 作業責任者
  • 作業場所
  • 直下階の状況
  • 火気の種類
  • 使用機器
  • 作業内容
  • 作業人数
  • 周囲の可燃物
  • 養生の方法
  • 消火器の種類・本数
  • 設置場所
  • その他の消火設備
  • 通報手段
  • 監視人 氏名
  • 監視の範囲
  • 作業前 確認者
  • 許可
  • 作業終了時刻
  • 消火確認(1回目)
  • 作業場所の確認
  • 直下階の確認
  • 最終確認(作業後)
  • 最終確認者

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

火気使用願.xlsx — 記入例の一部
火気使用願 【記入例】
工事名○○ビル新築工事
申請会社△△工業株式会社
項目記入欄項目記入欄
使用日時2026/10/9 9:00〜15:00作業責任者山田 太郎
作業場所3階 東側 A通り〜C通り直下階の状況2階:資材なし・開口部養生済
火気の種類アーク溶接・ガス切断使用機器溶接機/アセチレン・酸素
作業内容鉄骨ブレースの取付け溶接作業人数2名
説明記入用記入例A4印刷用

このテンプレートをダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・申請会社・申請日などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
  2. 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
  3. 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
  4. 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
  5. 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
火気使用願は、元請が現場の火災を防ぐために設けている許可制の運用で、様式が法令に定められているものではありません。関連する定めとしては、労働安全衛生規則が溶接・溶断作業時の火災予防措置や消火設備の設置を求めており、市町村の火災予防条例が喫煙や裸火の使用を制限している場合があります。届出が必要かどうかは、現場のルールと所在地の条例をご確認ください。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

願い出の前に確認すること

火気使用の可否は、作業内容ではなく周囲の状況で決まります。

確認する場所見るもの
作業する床可燃物の有無、養生の状態
作業の下の階火花の落下先、開口部の養生
周囲5m程度塗料・シンナー・段ボール・ウエスなどの可燃物
上部養生シートやメッシュシートの材質

下の階の確認が抜けやすい部分です。作業している階だけを片付けても、開口部から火花が落ちれば、そこが火元になります。

消火設備と監視人

願い出の欄には、備える消火設備と監視人を書きます。

消火器は置いてあるだけでは足りず、作業位置から手の届く範囲に置くことが前提になります。設置場所まで書く欄にしているのは、詰所に置いたまま作業しているという状態を防ぐためです。

監視人は、作業者本人とは別の人を立てます。溶接をしながら火花の行方を追うことはできません。監視人の氏名を書く欄があることで、人の手当てを先に考えることになります。

作業後の確認が本体

火災は、作業中よりも作業が終わった後に起きることがあります。

くすぶっていた火種が、人がいなくなってから燃え上がる形です。このテンプレートでは、作業終了後の確認欄を大きく取っています。

  • 作業終了時刻
  • 火気の消火確認
  • 作業場所と下階の確認(時刻を記入)
  • 確認した人の氏名

終了から30分後、1時間後の再確認を求める現場もあります。その場合は確認欄に時刻を2回書く形で運用できます。

1枚の有効範囲

1枚の願い出で何日分をカバーするかは、現場ごとに違います。

同じ場所で同じ作業を続けるときは期間で出し、場所が変わるたびに出し直す運用が一般的です。場所が変われば周囲の可燃物も変わるため、期間で出している場合でも、場所の変更は出し直しの対象になります。

保管

火気使用願は、工事期間中の書類です。

保存期間を定めた法令の条文はありませんが、火災が発生した場合には、当日の管理状況を示す資料になります。工事ごとにまとめて保管し、完了後の保管期間を自社で決めておくと扱いに迷いません。

よくある質問

グラインダー作業も対象になりますか。

現場によります。火花が出る作業として、溶接・溶断と同じ扱いにしている現場が多くなっています。元請のルールをご確認ください。

消防署への届出も必要ですか。

市町村の火災予防条例により、指定された場所での火気使用や、火災とまぎらわしい煙を発生させる作業について届出を求めている自治体があります。所在地の条例をご確認ください。

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