建設業向け KY活動記録シート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全5項目

KY活動は、その日の作業を始める前に、危険を出し合って対策を決める話し合いです。

多くの現場では、朝礼の後に班ごとで行っています。5分から10分ほどの短い時間で、今日やる作業の中に何が潜んでいるかを挙げ、対策と担当を決めます。

記録に残す意味は2つあります。その場にいた人が対策を共有したことの確認と、後から作業の管理状況を説明できる材料です。話し合っただけでは、どちらも残りません。

このテンプレートは、話し合いの流れに沿った並びにしています。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 朝のKY活動を記録に残す担当になった職長の方
  • 「安全に作業する」以外の対策を書けるようにしたい方
  • 同じ危険が毎日挙がっていることに気づいた方

こんな場面で活用

その日の作業を始める前に、班ごとで記入します。1日1枚を積み上げ、週に一度見返して繰り返しの危険を探す使い方ができます。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 本日の作業
  • 予想される危険
  • 実施する対策
  • 担当
  • 確認

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

KY活動記録.xlsx — 記入例の一部
KY活動記録 【記入例】
工事名○○ビル新築工事
会社名(班)△△工業株式会社 足場班
No本日の作業予想される危険実施する対策担当確認
1外部足場 3層目の組立て部材受け渡し時の墜落手すり先行工法で組む/フルハーネスを上段の親綱に掛ける山田
2足場材の荷揚げ吊り荷の落下・下部作業者への飛来荷揚げ範囲を単管でバリケード/合図者1名(佐藤)を配置佐藤
3通路部の資材仮置き通路が狭まることによる転倒通路幅を1m以上確保し、仮置きは白線内に限定鈴木
4(全体)気温33℃による熱中症10時・14時に全員休憩/塩分タブレットを詰所に常備/単独作業を避ける山田
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・会社名(班)・実施日などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
KY活動そのものを義務付けた法令の条文はありません。労働安全衛生法第28条の2が求める危険性・有害性等の調査と、その結果に基づく措置を、日々の作業単位で実践する方法として広く行われています。労働災害が起きたときに、その作業の危険をどう把握し何を対策していたかを示す記録にもなります。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

1日1枚で残す形

KY記録は、1日1枚を積み上げていく形が扱いやすくなります。

書くこと
作業内容その日に行う作業(複数あれば行を分ける)
予想される危険起こりうる災害の形(墜落・挟まれ・飛来落下など)
対策危険1つに対して1つの対策
担当対策を実行する人
本日の目標班として意識を合わせる一言
参加者話し合いに加わった全員

危険と対策を1対1にすることがポイントです。危険を3つ挙げて対策を1つだけ書くと、残り2つは対策が決まっていない状態のままになります。

抽象的な対策で終わらせない

対策の欄が抽象的になりやすいのは、危険の挙げ方が大きすぎるためです。

抽象的な書き方具体化した書き方
高所作業に注意する開口部に養生蓋を掛け、外したときは手すりを立てる
重機に注意する旋回範囲に単管でバリケードを設置し、合図者を1名配置する
熱中症に注意する10時と14時に全員で休憩、塩分タブレットを詰所に常備

誰が・何を・どこに、まで書くと、実行したかどうかを後から確認できます。

参加者の記入

参加者の欄は、名前を書いてもらう形にしている現場が多くなっています。

サインを求めるのは、形式のためではありません。その場にいたことを本人が確認する意味があります。後から入場した人には、朝のKY内容を伝えたうえで追記する運用にしておくと、抜けが出ません。

週単位・月単位で見返す

1日1枚の記録は、溜めるだけでは活きません。

週に一度、同じ危険が繰り返し挙がっていないかを見ると、現場の弱点が見えてきます。毎日「開口部からの墜落」が挙がっているなら、それは日々の注意ではなく、養生の方法そのものを変える段階にあるということです。

保存の期間

KY記録の保存期間を定めた法令の条文はありません。

実務では、工事の完了後も一定期間を自社で決めて保管する形が一般的です。災害が起きた場合、その日のKY記録は当時の作業と対策を示す唯一の資料になることがあります。工事ごとにまとめて保管しておくと、必要になったときに取り出せます。

朝礼との違い

朝礼とKY活動は、混ざりやすい2つです。

朝礼は現場全体に向けた連絡で、その日の作業予定や、他の班との調整事項が共有されます。KY活動は班の中の話し合いで、自分たちの作業に潜む危険を扱います。

対象の広さが違うため、朝礼で聞いた内容をそのままKY記録に書くと、自分たちの作業と結びつかない内容が並びます。朝礼で共有された内容のうち、自分たちの作業に関わる部分を持ち帰って具体化する、という順序にすると、記録の中身が変わります。

天候と気温を書く意味

ヘッダーに天候と気温の欄を置いているのは、その日の条件が作業の危険に直結するためです。

風が強い日は高所での作業と揚重、雨の日は足元と感電、気温が高い日は熱中症。同じ作業でも、条件によって注意する対象が変わります。

気温を書いておくと、熱中症対策をどう取っていたかを後から示せます。近年は暑さへの対応が求められる場面が増えているため、記録として残る形にしておくと安心です。

よくある質問

1人で作業する日も記録しますか。

1人作業でも記録している現場が多くなっています。話し合う相手がいない分、書き出すことで危険を確認する意味が大きくなります。

毎日同じ内容になってしまいます。

作業が同じでも、天候・人員・周辺の状況は日ごとに変わります。前日と変わった点を1つ書き足す運用にすると、形骸化しにくくなります。

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