建設業向け 作業間連絡調整書テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全8項目

作業間連絡調整書は、同じ現場に入っている会社どうしの作業の重なりを整理する書類です。

労働災害には、1社の中で完結しないものがあります。上の階の作業で落とした物が下の階の人に当たる、重機の旋回範囲に別の会社の作業員が入る、通路を塞いだ資材で他社が転倒する。

それぞれの班のKY活動では、この種の危険は見つかりません。 自分たちの作業しか見ていないためです。会社をまたいだ情報を1枚に並べてはじめて、重なりが見えるようになります。

このテンプレートは、会社ごとに1行を取り、場所と時間帯を横に並べた形にしています。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 複数の会社が入る現場で、作業の重なりを調整する立場の方
  • 上下作業や重機の動線でヒヤリとしたことがある方
  • 翌日の予定を各社から集める打合せを回している方

こんな場面で活用

翌日分を前日の夕方に作成します。各社が予定を持ち寄って埋め、決まった内容を翌朝の朝礼で共有する流れになります。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 会社名
  • 作業内容
  • 作業場所
  • 時間帯
  • 人数
  • 使用する機械・設備
  • 他社との調整事項
  • 確認

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

作業間連絡調整書.xlsx — 記入例の一部
作業間連絡調整書 【記入例】
工事名○○ビル新築工事
元請会社名○○建設株式会社
会社名作業内容作業場所時間帯人数使用する機械・設備他社との調整事項確認
△△工業鉄骨ブレースの溶接3階 東側 A〜C通り9:00〜15:004溶接機・ガス切断器直下2階の作業を午前中は行わない(◎◎塗装と調整済)
◎◎塗装内部塗装(下塗り)2階 東側13:00〜17:003有機溶剤・換気扇午前は3階の火気作業のため2階に入らない
□□建設残土の搬出1階 北ヤード〜西門8:30〜11:002バックホウ・ダンプ2台西門は9:00〜10:00に生コン車。搬出は10:00以降に変更
◇◇電設天井内 配線4階 全域8:00〜17:003高所作業台4階は他社の作業なし。揚重は11:00に1回
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・元請会社名・対象日などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
労働安全衛生法第30条は、特定元方事業者に対し、関係請負人との協議組織の設置・運営、作業間の連絡及び調整、作業場所の巡視などを求めています。作業間連絡調整書は、この連絡調整を書面にしたものとして広く使われています。様式そのものは定められていません。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

見つけたいのは3つの干渉

調整の目的は、次の3つを事前に見つけることです。

干渉の種類具体例
上下の重なり3階で溶接、2階で塗装
動線の交差重機の走行ルートと歩行者の通路
場所の取り合い同じ揚重機を複数社が使う時間帯

上下の重なりが最も危険とされています。落下物と火花は、どちらも下に向かうためです。

時間帯まで書く

同じ場所でも、時間がずれていれば干渉しません。

「3階東面」だけを書くと重なって見えますが、午前と午後で分かれていれば問題にならない場合があります。逆に、場所が違っても同じ揚重機を使う時間が重なれば、待ちが発生します。

場所と時間の両方を書くと、調整すべきかどうかがその場で判断できます。

誰が主催するか

作業間の連絡調整は、元方事業者(元請)の役割とされています。

多くの現場では、翌日の作業を持ち寄る打合せを夕方に行い、その場でこの表を埋めます。各社が自社の予定を持ち寄る形になるため、下請の側も準備が必要です。

決まった内容は、翌朝の朝礼と各班の安全ミーティングで共有されます。表を作ることが目的ではなく、翌日の動きを揃えることが目的です。

決まらなかったことを残す

調整の場で決まらなかったことも、書いておくと役に立ちます。

「明日の午後に再調整」「元請が発注者に確認」など、保留の状態が分かる形で残しておくと、翌日に持ち越されます。空欄のままだと、調整したのか忘れたのかが区別できません。

保存

この書類の保存期間を定めた法令の条文はありません。

災害が起きたときには、当日どのような調整を行っていたかを示す資料になります。工事ごとにまとめ、社内で決めた期間だけ保管しておくと安心です。

会社の数が増えたとき

入っている会社が多い現場では、全社を1枚に並べると読みにくくなります。

多くの現場では、階やエリアで表を分けています。3階の表、2階の表、外部の表というように分けると、干渉するかどうかが一目で分かります。

会社ごとに並べるか、場所ごとに並べるか。干渉を見つけたいなら、場所ごとに並べる方が見つけやすくなります。

打合せの時間を決めておく

調整の打合せは、開かれないと機能しません。

夕方の決まった時間に固定している現場が多く、各社の職長が集まります。時間が決まっていないと、その日の作業が長引いた会社が欠席し、翌日の調整に穴が空きます。

よくある質問

毎日作成するものですか。

翌日分を前日に作成する運用が一般的です。工事の規模や進み方によっては、週単位で作成し、変更があった日だけ更新する現場もあります。

下請の立場で用意する必要はありますか。

主催するのは元請ですが、自社の翌日の予定を持ち寄る必要があります。作業場所・時間帯・使用する機械・人数を整理してから打合せに出ると、調整が早く進みます。

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