建設業向け 経営事項審査 準備チェックリスト

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全9項目

経営事項審査(経審)は、公共工事を直接請け負うために必要な審査です。

結果通知書には有効期間があり、審査基準日から1年7か月とされています。受け取った日からではなく、決算日を基準に数える点が間違えやすいところです。

毎年公共工事を受注する会社では、この有効期間が切れないように毎年受審することになります。1か月でも空くと、その間は公共工事を直接請け負えません。

準備には順序があり、前の手続きが終わらないと次に進めません。このテンプレートは、その順序を並べたチェックリストです。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 公共工事を直接請け負うために経審を受ける方
  • 有効期間を切らさずに毎年受審したい方
  • 準備の順序と必要書類を整理したい方

こんな場面で活用

決算が固まった時点で着手します。有効期間は審査基準日から1年7か月のため、決算後4〜5か月以内に申請を終える段取りが目安になります。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 段階
  • やること
  • 必要な資料
  • 提出先
  • 目安の時期
  • 担当
  • 完了日
  • 状態
  • 備考

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

経営事項審査 準備チェックリスト.xlsx — 記入例の一部
経営事項審査 準備チェックリスト 【記入例】
会社名△△工業株式会社
審査基準日(決算日)2026年3月31日
No段階やること必要な資料提出先目安の時期担当完了日状態備考
11 決算決算を確定させる貸借対照表・損益計算書・勘定科目内訳明細(社内・税理士)2026/5/31田中 三郎2026/5/25完了
22 決算変更届事業年度終了届を提出工事経歴書・直前3年の施工金額・決算書東京都都市整備局2026/7/31田中 三郎2026/6/20完了期限より早めに提出
33 経営状況分析登録分析機関へ申請決算書・前期の分析結果通知書登録経営状況分析機関2026/6/30田中 三郎2026/6/22完了結果は7/1に受領
44 技術職員の整理技術職員名簿を作成資格者証の写し・健康保険証の写し(在籍確認)(社内準備)2026/7/10山田 太郎2026/7/8完了資格管理表から作成
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。会社名・審査基準日(決算日)・有効期間の満了などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
建設業法は、公共工事を発注者から直接請け負おうとする建設業者について、経営事項審査を受けることを求めています。審査の結果通知書は、審査基準日から1年7か月の間有効とされており、公共工事を継続して受注する場合は有効期間が切れないよう毎年受審することになります。申請にあたっては、決算変更届の提出と経営状況分析の申請が前提となります。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

手続きの順序

経審は、単独では受けられません。前提となる手続きがあります。

  1. 決算(事業年度の締め、決算書の確定)
  2. 決算変更届(事業年度終了後4か月以内に許可行政庁へ)
  3. 経営状況分析の申請(登録経営状況分析機関へ)
  4. 経営事項審査の申請(許可行政庁へ)
  5. 結果通知書の受領

2と3は並行して進められます。 3の分析結果が出ないと4に進めないため、決算が固まったらすぐに動くと全体が早くなります。

逆算のしかた

有効期間が切れないようにするには、決算日から逆算します。

審査基準日(決算日)から1年7か月が有効期間です。次の決算日から新しい期間が始まるため、決算日から7か月以内に結果通知書を受け取れば、切れ目が生じません。

実務では、決算後4〜5か月以内に申請を終えることを目安にしている会社が多くなっています。行政庁の混雑期を避ける意味もあります。

揃える資料

申請に必要な資料は多岐にわたります。代表的なものは次のとおりです。

  • 決算書(貸借対照表、損益計算書など)
  • 工事経歴書、直前3年の各事業年度における工事施工金額
  • 技術職員の名簿と、資格を証する書類
  • 社会保険の加入を確認できる書類
  • 経営状況分析の結果通知書

技術職員の資料が最も手間がかかります。 資格者証の写しと、その人が在籍していることを示す資料を人数分そろえる必要があります。

評点を意識するなら早めに動く

経審は点数が出る審査です。

技術職員の数や資格、社会保険の加入状況、防災協定の締結、法定外の労働災害補償への加入など、評価される項目があります。

決算が終わってから対策できることは限られます。 点数を上げたい場合は、事業年度の途中で手を打つ必要があるため、前年の結果が出た時点で次の年の計画を立てる形になります。

工事経歴書の準備

工事経歴書は、工事台帳から作れます。

年度内の完成工事を、業種ごとに金額の大きい順に並べる形が基本です。工事台帳に業種と完成日を持たせておくと、この作業が転記だけで済みます。

よくある質問

公共工事を受けないなら経審は不要ですか。

公共工事を発注者から直接請け負う場合に必要とされる審査です。下請として入る場合や、民間工事のみの場合は求められません。将来的に元請として公共工事を狙うなら、早めに受けておく選択もあります。

有効期間が切れてしまいました。

切れている間は、公共工事を発注者から直接請け負うことができません。決算変更届と経営状況分析から順に進め、改めて審査を受けることになります。

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