建設業向け 工事台帳テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全16項目

工事台帳は、案件ごとの収支を1行で追う表です。

実行予算書が1つの工事を深く見る表であるのに対して、工事台帳はすべての工事を横に並べて見る表になります。今どれだけの工事が動いていて、それぞれいくらの利益が見込めるのか。

会社の状況を1枚で把握するための表なので、項目を増やしすぎないことが続けるコツです。

このテンプレートは、受注・原価・入金・粗利を並べ、進行中と完成を区別できる形にしています。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 進行中の工事にいくら投じているか把握したい方
  • 案件ごとの粗利を1枚で並べて見たい方
  • 請求漏れや入金遅れを見落としたくない方

こんな場面で活用

受注した時点で1行足し、原価と入金を追記していきます。決算や経営事項審査の準備でも、この台帳が資料の元になります。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 工事番号
  • 工事名
  • 発注者
  • 着工
  • 完成(予定/実績)
  • 受注金額
  • 材料費
  • 労務費
  • 外注費
  • 経費
  • 原価計
  • 粗利
  • 粗利率
  • 請求日
  • 入金日
  • 状態

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

工事台帳.xlsx — 記入例の一部
工事台帳 【記入例】
会社名△△工業株式会社
対象期間2026年4月〜2027年3月
工事番号工事名発注者着工完成 (予定/実績)受注金額材料費労務費外注費経費原価計粗利粗利率請求日入金日状態
2026-081○○ビル新築工事(外部足場)□□建設2026/9/12026/11/30350000072000012740001700003130002477000102300029.2%進行中
2026-064□□マンション改修(仮設)◇◇不動産2026/5/102026/7/286200000148000022100006400004020004732000146800023.7%2026/7/312026/8/31入金済
2026-052◎◎倉庫 屋根改修(足場)◎◎物流2026/4/62026/5/22280000061000011200000188000191800088200031.5%2026/5/252026/6/30入金済
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 15 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。会社名・対象期間・作成日/更新日などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
工事台帳は社内の管理書類で、建設業法が営業所に備えることを求める帳簿とは別のものです。工事ごとの原価を集計する仕組みは、決算での工事原価の把握や、経営事項審査で用いる財務諸表の基礎になります。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

台帳に持たせる項目

項目内容
工事番号伝票と紐づけるための番号
工事名・発注者案件の特定
工期着工と完成の予定・実績
受注金額契約額(変更があれば最新)
原価材料・労務・外注・経費の合計
粗利・粗利率受注金額から原価を引いた額
入金請求額と入金日
状態進行中・完成・引渡し済み

工事番号を最初に決めることが、すべての起点になります。番号が決まっていると、納品書にも請求書にも出面表にも同じ番号を書けます。

番号の付け方

番号は、年と連番の組み合わせが扱いやすくなります。

2026-081 のような形にしておくと、並べ替えるだけで時系列になります。取引先ごとに記号を入れる方法もありますが、桁数を揃えておくと表計算での並べ替えが崩れません。

進行中の工事をどう見るか

建設業の会計では、完成していない工事の扱いが独特です。

受注しているが完成していない工事には、すでに原価が発生しています。この状態を把握しておかないと、決算のときに慌てることになります。

台帳の状態列で進行中と完成を分けておくと、いま動いている工事にいくら投じているかがその場で分かります。

入金の管理

工事は、完成から入金までに時間が空きます。

請求日と入金予定日を持たせておくと、資金の見通しが立ちます。金額が大きい工事ほど、入金の遅れが資金繰りに響きます。

入金の欄が埋まっていない行が並んでいたら、それは請求漏れか入金遅延のどちらかです。月に一度、埋まっていない行を確認するだけでも、見落としが減ります。

決算とのつながり

工事台帳は、決算の資料としても使えます。

工事ごとの原価が集計されていれば、完成した工事と進行中の工事を分けて整理できます。経営事項審査を受ける会社では、財務諸表の裏付けにもなります。

会計ソフトを使っている場合も、工事番号を揃えておくと突合が楽になります。

何件までExcelで回るか

工事台帳をExcelで運用できる件数には、目安があります。

年間の工事が数十件までであれば、1シートで十分に回ります。100件を超えるあたりから、行の数より「誰が更新するか」が問題になってきます。

複数人で同じファイルを触ると、上書きの取り合いが起こります。更新する人を1人に決めるか、共有できる場所に置くかを先に決めておくと、台帳が二重になる事態を避けられます。

よくある質問

実行予算書と両方作る必要がありますか。

役割が違います。実行予算書は1件を深く見る表、工事台帳は全件を並べて見る表です。件数が少ないうちは台帳だけで足りることもあります。

会計ソフトがあれば不要ですか。

会計ソフトで工事別原価を管理できていれば重複します。ソフトが仕訳中心で工事別の集計が弱い場合に、この台帳が補う形になります。

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