建設業向け 実行予算書テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全9項目

実行予算は、受注した金額の中で「自社が実際に使える金額」を組み直したものです。

見積りは相手に示す金額なので、諸経費や利益が乗っています。ここから利益を確保したうえで、材料にいくら、人にいくら、外注にいくら使えるかを決めるのが実行予算です。

見積りをそのまま予算にすると、利益が消えます。 見積りの単価には余裕が含まれている項目と、ぎりぎりの項目が混ざっているためです。

このテンプレートは、見積り・予算・実績の3列を並べ、差がどこで生まれたかを見る形にしています。

実行予算書(Excel)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelファイルのダウンロードが始まります。

ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 受注はしているが利益が残らない工事が多い方
  • 見積りと実際の原価の差を項目ごとに見たい方
  • 工程の節目で原価を確認する運用にしたい方

こんな場面で活用

着工前に予算を組み、工程の節目ごとに実績を入れます。完成後に差の理由を書き添えると、次の見積りの精度が上がります。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 区分
  • 名称
  • 数量
  • 単位
  • 見積
  • 予算
  • 実績
  • 差額(予算-実績)
  • 差の理由・メモ

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

実行予算書.xlsx — 記入例の一部
実行予算書 【記入例】
工事名○○ビル新築工事(外部足場)
工事番号2026-081
No区分名称数量単位見積予算実績差額 (予算-実績)差の理由・メモ
1材料費くさび式足場材(レンタル)1240595200560000588000-28000工期延長で1か月分追加
2材料費メッシュシート12401488001400001320008000在庫分を流用
3労務費足場組立て32人工832000780000806000-26000雨で2日延び、人工が1日増
4労務費足場解体20人工52000050000046800032000解体は想定より早く終了
説明記入用記入例A4印刷用

このテンプレートをダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・工事番号・受注金額(税抜)などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
実行予算書は社内の管理書類で、法令が様式や作成を定めているものではありません。工事ごとの原価を把握することは、建設業の会計(工事原価の集計)や経営事項審査で用いる財務諸表の基礎にもなります。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

3つの数字を並べる

何の数字か
見積相手に示した金額
予算自社で使うと決めた金額
実績実際に使った金額

見積と予算の差が、想定している利益です。予算と実績の差が、うまくいったか外したかを示します。

3つを並べておくと、次の見積りの精度が上がります。前回この項目で予算を超えたなら、次はその分を見込んで見積る、という積み上げができます。

項目の粒度を揃える

見積書と実行予算書で項目が揃っていないと、比較ができません。

見積りで「材料費」とまとめた項目を、予算で5つに分けてしまうと、対応関係が追えなくなります。見積書の明細をそのまま持ってきて、そこに予算列を足す形にすると、揃った状態を保てます。

労務費の置き方

労務費は、人工数と単価に分けておくと管理しやすくなります。

実績が予算を超えたとき、人工が増えたのか単価が上がったのかで、対応が変わります。人工が増えたなら段取りの問題、単価が上がったなら手配の問題です。

出面表から実際の人工を拾えるようにしておくと、実績列が自動で埋まる形に近づきます。

いつ見るか

実行予算は、着工前に組んで、工事の途中で見ます。

月末にまとめて見るより、工程の節目で見る方が手を打てます。基礎が終わった時点、躯体が終わった時点。その時点で予算の何割を使ったかが、進捗と釣り合っているかを見ます。

工程が半分なのに予算を7割使っていれば、そこから先の組み方を変える判断ができます。

完成後に振り返る

工事が終わったら、予算と実績の差を項目ごとに見ます。

大きく外した項目には理由があります。数量を読み違えた、単価が上がった、手戻りが発生した、天候で工程が延びた。理由を1行書き添えておくと、次の見積りで同じ外し方をしなくなります。

この振り返りが、工事台帳の収支につながります。

よくある質問

小さい工事でも作りますか。

金額が小さい工事では簡略な形で作っている会社が多くなっています。項目を材料・労務・外注・経費の4つに絞るだけでも、振り返りの材料になります。

実績はどこから拾いますか。

材料は納品書と請求書、労務は出面表、外注は注文書と請求書から拾います。工事番号を伝票に書く運用にしておくと、集計が楽になります。

関連するテンプレート

関連する記事