工事の記録法令確認あり

建設業向け 品質管理記録テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年9月15日 / 全11項目

品質管理の記録は、「決めた基準を満たしていたこと」を後から示すための記録です。

工事が終われば、コンクリートの中身も鉄筋の配置も見えなくなります。そのときの数値を残しておくことでしか、確認できません。

公共工事では、発注機関が施工管理基準や品質管理基準を定めていることが一般的で、試験の項目と頻度が決まっています。民間工事では基準が示されないこともありますが、記録を残す意味は変わりません。

このテンプレートは、検査1件を1行として、基準値・測定値・判定を並べた形にしています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • コンクリートの受入検査を担当している方
  • 配筋検査の結果を写真と一緒に残したい方
  • 判定基準と測定値を並べて記録したい方

どのような場面で使いますか

検査を行ったその場で記入します。生コンの受入は待ってくれないため、道具と担当を打設の前日までに決めておくのがポイントです。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 検査日
  • 検査の種類
  • 対象・場所
  • 検査項目
  • 判定基準
  • 測定値
  • 判定
  • 処置
  • 検査者
  • 立会者
  • 写真No

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

品質管理記録.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
品質管理記録
工事名
作成者
No検査日検査の種類対象・場所検査項目判定基準
(空欄があと13行つづきます)
異常があったときの記録(△・×を付けたら必ず書く。左から起きた順番に埋める。「見つけた状態」は見つけた人、「処置」は直した人、「確認者・再開日時」は確認した人が書く)
検査日・対象・場所基準を外れた内容と測定値判定次の工程 止めた/進めた
(空欄があと1行つづきます)
記入者(検査者)立会(元請)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-15 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は12列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A3に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A3印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 16 KB
更新日2026年9月15日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・施工者・作成者などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A3印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 品質管理記録の様式を一律に定めた法令の条文はありません。公共工事では、発注機関が定める施工管理基準や品質管理基準により、試験の項目・頻度・記録の方法が示されていることが一般的です。レディーミクストコンクリートの品質については日本産業規格(JIS)が定めており、受入時の検査項目もこれに基づいて行われます。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

記録に持たせる項目

項目内容
検査日・場所いつ、どこの検査か
検査の種類受入検査、施工中の確認、出来形の確認
検査項目何を測るか
判定基準許容される範囲
測定値実際の数値
判定合否
立会者元請や発注者の立会いがあった場合
写真No写真台帳の該当番号

判定基準の列を持つことがポイントです。測定値だけを書いた記録では、それが良い数字なのかどうかが後から判断できません。

コンクリートの受入検査

生コンの受入時には、荷卸し地点で確認する項目があります。

一般に確認されるのは、スランプ、空気量、塩化物含有量、コンクリートの温度で、あわせて強度確認用の供試体を採取します。納入書に記載された配合と、現物が合っているかの確認も行います。

打設は待ってくれません。検査の担当と道具を、打設の前日までに用意しておくことが実務では重要になります。当日に道具を探し始めると、車を待たせることになります。

鉄筋の確認

配筋の確認は、コンクリートを打つ前しかできません。

径、本数、間隔、かぶり厚さ、継手の位置と長さ、定着の長さ。これらは検査の後に打設に進むため、指摘があればその場で直す必要があります。

写真は、スケールとともに撮ると数値が読み取れます。写真台帳の番号を記録に書いておくと、後から突き合わせられます。

材料の確認

搬入した材料が、指定した規格のものかを確認します。

納品書、ミルシート(鋼材の検査証明書)、製品のラベル。これらを写真で残しておくと、後から仕様を問われたときに示せます。

不合格だったとき

判定が不合格になった場合、どう処置したかまで記録します。

生コンであれば返品、鉄筋であれば是正して再検査。処置の内容と、その後の判定が残っていないと、不合格のまま進んだように見えます。

保存

品質管理記録は、工事の完成図書に含まれることが一般的です。

公共工事では提出が求められ、民間工事でも引渡し時に添付する場合があります。発注者から直接請け負った工事では、完成図などとあわせて営業に関する図書として扱われる資料が含まれることがあるため、工事ごとにまとめて保管しておくと確実です。

不合格のとき、次の工程を進めていいのか

生コンのスランプが規格外だった。その車を返すのか、使うのか。ミキサー車は待っていて、後ろにも車が続いています。

この様式では、判定の付け方を「説明」シートに書いています。

判定状態そのときすること
合格基準のとおり次の工程へ進む
保留判断がつかない・立会者不在次の工程に進めない。元請と設計に確認する
不合格基準を外れているその材料・部位を使わない。打設や被覆を進めない

次の工程を止める判断は、検査した人がしてよい、と決めておきます。返品・やり直し・手直しのどれにするかは、元請と設計の確認を得てから決めます。現場だけで決めません。

再検査の判定まで書く

表の下に「異常があったときの記録」を置いています。外れた内容と測定値、次の工程を止めたか、誰にいつ連絡したか、処置の内容、再検査の判定と確認者・完了日までを1行でたどれます。

再検査が残っていない行は、不合格のまま進んだように見えます。完成図書として出す書類なので、ここが空いていると説明ができません。

よくある質問

試験の頻度はどう決めますか。

公共工事では発注機関の品質管理基準に示されています。民間工事で基準が示されない場合は、施工計画書に自社で頻度を定め、その計画どおりに実施する形が一般的です。

試験は自社で行いますか。

コンクリートの受入検査は現場で行うことが多く、圧縮強度試験は試験機関に依頼する形が一般的です。誰が行ったかを記録に残しておくと、後から確認できます。

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