建設業向け 工事完了報告書テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全22項目

工事完了報告書は、請け負った工事が終わったことを相手に伝える書類です。

契約の流れとしては、完成の通知 → 検査 → 引渡し → 請求という順になります。この最初の一歩にあたるのが完了報告です。

口頭で「終わりました」と伝えるだけだと、検査の日程が決まらず、請求も進みません。書面で出しておくと、いつ完成を通知したかが記録に残ります。

このテンプレートは、施工した範囲と数量、写真の番号、残っている作業までを1枚に収めた形にしています。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 工事の完成を元請や発注者へ書面で伝えたい方
  • 検査と請求をなるべく早く進めたい方
  • 契約と施工数量に差が出た工事を精算する方

こんな場面で活用

施工が終わった当日か翌日に提出します。ここから検査・引渡し・請求へ進むため、出すのが早いほど入金までの日数が縮まります。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 工事名
  • 工事場所
  • 契約日/契約番号
  • 契約工期
  • 実際の完成年月日
  • 工期の遅延
  • 施工範囲
  • 契約との差異
  • 施工数量
  • 変更注文書
  • 追加作業の有無
  • 対応する書面
  • 残作業
  • 完了予定日
  • 自主検査の実施
  • 検査者
  • 写真台帳 該当番号
  • 添付書類
  • 引渡し希望日
  • 検査希望日
  • 連絡先
  • 備考

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

工事完了報告書.xlsx — 記入例の一部
工事完了報告書 【記入例】
提出先□□建設株式会社 御中
報告者△△工業株式会社
項目記入欄項目記入欄
工事名○○ビル新築工事(外部足場)工事場所東京都中央区○○1-1
契約日/契約番号2026/8/25 / 注文書No.2026-0825契約工期2026/9/1〜2026/11/30
実際の完成年月日2026/11/28工期の遅延なし
施工範囲外部足場の組立て・解体一式(東西南北 4面)契約との差異なし
説明記入用記入例A4印刷用

このテンプレートをダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。提出先・報告者・報告日などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
  2. 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
  3. 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
  4. 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
  5. 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
工事完了報告書そのものを定めた法令の条文はありません。請負契約では、完成の通知、検査、引渡しという流れが契約書面の記載事項に含まれており、その通知を書面にしたものとして使われています。検査や引渡しの時期については、契約の定めに従うことになります。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

報告書に書くこと

項目書くこと
工事名・工期契約した工事の特定
施工範囲と数量実際に施工した内容(契約との差があれば明記)
完成年月日いつ作業が終わったか
写真の番号完成状況を示す写真台帳の該当番号
残作業未了の作業があればその内容と予定
添付書類写真台帳、品質記録、保証書など

残作業の欄を空欄にしないことがポイントです。細かい手直しが残っているのに完了と報告すると、検査で指摘されて出し直しになります。

契約との差を書く

施工した数量が契約と違う場合、その差を書いておくと精算がスムーズに進みます。

追加で施工した分、逆に取りやめになった分。どちらも、完了報告の時点で書面に出しておくと、請求の段階で初めて出てくる事態を避けられます。

変更注文書を交わしている場合は、その番号を書いておくと経緯がつながります。

検査への準備

完了報告を出すと、次は検査になります。

検査で見られるのは、契約の範囲どおりに施工されているか、品質に問題がないかです。写真台帳と品質の記録を同時に出せる状態にしておくと、検査が早く終わります。

隠れてしまった部分は、写真でしか確認できません。完了報告の段階で写真の整理が済んでいると、その場で示せます。

引渡しと保証

引渡しの後は、契約不適合責任の期間に入ります。

期間は契約で定めるものですが、引渡し日が起点になるため、引渡し日を書面で明確にしておくことに意味があります。完了報告と引渡し確認をセットで残しておくと、後から起算日を確認できます。

保存

完了報告書の控えは、工事のフォルダにまとめて保管します。

発注者との打合せ記録や完成図は、営業に関する図書として引渡しから10年の保存が求められています。完了報告書もあわせて残しておくと、当時の状況が追える形になります。

出すタイミング

完了報告は、作業が終わったその日か翌日に出す形が実務的です。

日が空くと、検査の日程が後ろにずれ、請求もその分遅れます。完成から入金までの日数は、報告を出す速さでかなり変わります。

現場の片付けが残っている場合でも、施工そのものが終わっていれば報告を出せる契約が多くあります。契約の定めを確認したうえで、出せるタイミングを決めておくと資金繰りが安定します。

よくある質問

残作業がある状態で完了報告を出してもよいですか。

契約の定めによります。残作業の内容と完了予定を明記したうえで出す運用が一般的ですが、検査の条件になっている場合は、残作業を終えてから出す形になります。

写真は何枚くらい添えますか。

枚数の決まりはありません。完成状況が分かる範囲と、隠れてしまう部分の施工状況が示せることが目安になります。公共工事では発注機関の写真管理基準に従います。

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