建設業向け 工事写真台帳テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全9項目

工事写真台帳は、施工の状況を写真で残す帳簿です。

撮り直せないことが、この記録の特徴です。埋め戻した配管、コンクリートに隠れた鉄筋、仕上げで覆った下地。工事が進むと見えなくなる部分は、その瞬間に撮っておくしかありません。

公共工事では、発注機関が写真管理基準を定めていることが一般的です。撮影項目・頻度・黒板の記載事項まで決まっているため、基準が示されている場合はそちらに従う形になります。

このテンプレートは、基準の指定がない工事や、社内の記録用として使える形にしています。

工事写真台帳(Excel)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelファイルのダウンロードが始まります。

ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 隠れてしまう部分の施工状況を残す必要がある方
  • 撮った写真が整理できずに溜まっている方
  • 公共工事で写真の提出を求められている方

こんな場面で活用

撮影したその日か翌日に登録します。配筋・埋め戻し・下地など、隠れる前にしか撮れない箇所は工程表に撮影時期を書き込んでおきます。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 整理番号
  • 工種
  • 種別・細別
  • 撮影日
  • 撮影箇所
  • 黒板の記載内容
  • 立会者
  • 写真ファイル名
  • 備考

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

工事写真台帳.xlsx — 記入例の一部
工事写真台帳 【記入例】
工事名○○ビル新築工事
施工者△△工業株式会社
整理 番号工種種別・細別撮影日撮影箇所黒板の記載内容立会者写真ファイル名備考
45仮設工事外部足場 組立て2026/9/3東面 X1-X5 3層目○○ビル新築/仮設/3層目組立て状況/2026-09-0320260903_kasetsu_east_045.jpg
46仮設工事壁つなぎ2026/9/3東面 X3 通り 3層目○○ビル新築/仮設/壁つなぎ@3.6m/2026-09-0320260903_kasetsu_east_046.jpg計画本数どおり
47躯体工事配筋(スラブ)2026/9/102階 X2-Y3 スラブ○○ビル新築/躯体/D13@200 ダブル/2026-09-10元請 田中20260910_kutai_2f_047.jpg配筋検査前に撮影
説明記入用記入例A4印刷用

このテンプレートをダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・施工者・作成者などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
工事写真台帳そのものを定めた法令の条文はありません。公共工事では、発注機関が定める写真管理基準や施工管理基準により、撮影項目・撮影頻度・提出方法が示されていることが一般的です。民間工事でも、隠蔽部の施工状況を示す資料として作成されています。発注者から基準が示されている場合は、その基準が優先されます。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

台帳に持たせる項目

項目書くこと
整理番号通し番号(日報からも参照できる)
工種・種別どの工事の写真か
撮影日撮った日(工程との突合に使う)
撮影箇所通り芯・階・部屋名など、位置が特定できる情報
黒板の記載内容写真に写っている黒板の文字
立会者監督員などの立会いがあった場合
備考実測した寸法や、特記事項

撮影箇所は、後から場所が特定できる粒度で書くと役に立ちます。「3階」だけでは足りず、「3階 X3-Y2 通り」まで書くと図面と突き合わせられます。

黒板に書くこと

黒板は、写真だけでは分からない情報を補うためのものです。

多くの現場では、工事名・工種・施工箇所・寸法や配筋仕様・撮影日を書いています。黒板の文字が読めない写真は、記録として使えません。 撮影のときに黒板の位置と明るさを確認すると、後から撮り直す手間がなくなります。

近年は電子黒板を使う現場も増えています。発注機関によって取扱いが違うため、公共工事では基準の確認が必要です。

撮影のタイミングを工程表に入れる

写真は、撮り忘れたことに後で気づきます。

工程表に撮影のタイミングを書き込んでおくと、隠れる前に撮れます。配筋検査の前、埋め戻しの前、ボード貼りの前。この3つは特に、過ぎてしまうと戻れません。

ファイル名の付け方

写真データのファイル名を決めておくと、台帳への貼り付けが早くなります。

「日付_工種_箇所_連番」のような形にしておくと、並べ替えるだけで時系列になります。カメラが自動で付ける番号のままにしておくと、複数人で撮ったときに順序が崩れます。

提出と保存

公共工事では、電子データでの提出が一般的です。

提出形式は発注機関ごとに違うため、着工前に確認しておくと、後から作り直す事態を避けられます。社内の保存については、工事ごとにフォルダを分け、台帳と写真原本を同じ場所に置くと、後から探せる形になります。

何を撮るかの決め方

撮影の対象は、後から見えなくなるかどうかで決めると漏れが減ります。

見えなくなるものの代表は、基礎の配筋、埋設する配管、壁の中の下地、防水層です。これらは仕上げが済むと確認できなくなるため、その工程の中で撮るしかありません。

もう1つ撮っておくとよいのが、使った材料の確認です。搬入した材料の荷札や、製品のラベル。何を使ったかを示す資料は、後から仕様の確認を求められたときに役立ちます。

撮る人を決める

写真は、現場にいる人なら誰でも撮れます。だからこそ、誰も撮っていないという状態が起こります。

工種ごとに撮影の担当を決めておくと、抜けが減ります。担当が決まっていれば、その日の作業が終わる前に「撮ったか」を確認できます。

撮った写真をその日のうちに共有フォルダへ移す流れも、あわせて決めておくと安心です。個人の端末に入ったままだと、台帳を作る段階で集める作業が発生します。

よくある質問

写真は台帳に貼り付けますか。

このテンプレートは一覧形式で、写真は別フォルダで管理してファイル名で紐づける形にしています。貼り付け形式が必要な場合は、写真欄の行の高さを広げてご利用ください。

公共工事にそのまま使えますか。

発注機関が写真管理基準を定めている場合は、その基準の様式と項目に従ってください。このテンプレートは、基準の指定がない工事や社内記録用としてお使いいただけます。

関連するテンプレート

関連する記事