建設業向け 資材発注・受払管理表
資材の管理は、発注した量と実際に使った量がずれることから始まります。
多めに頼めば余り、少なく頼めば工程が止まる。余りは原価に、不足は工期に効いてきます。
現場が1つなら記憶でも回りますが、複数の現場が同時に動くと、どの資材がどこにいくつあるかが分からなくなります。
このテンプレートは、発注から納品、現場での使用までを1行で追い、残数が出る形にしています。
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こんな方におすすめ
- 資材が余ったり足りなくなったりを繰り返している方
- 複数現場の資材がどこにいくつあるか分からない方
- 納品書と請求書の突合に時間がかかっている方
こんな場面で活用
発注した時点で1行作り、納品と使用のたびに更新します。工事が終わったら、余った資材の行き先まで記録します。
テンプレートの項目について
このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。
- 工事番号
- 現場名
- 品名・規格
- 発注先
- 発注日
- 納品予定日
- 納品日
- 発注数量
- 納品数量
- 単位
- 単価
- 金額
- 使用数量
- 残数
- 受領者
- 備考
Excelテンプレートのプレビュー
実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。
| 資材発注・受払管理表 【記入例】 | |||||||||||||||
| 会社名 | △△工業株式会社 | ||||||||||||||
| 対象年月 | 2026年9月 | ||||||||||||||
| 工事番号 | 現場名 | 品名・規格 | 発注先 | 発注日 | 納品 予定日 | 納品日 | 発注 数量 | 納品 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 使用 数量 | 残数 | 受領者 | 備考 |
| 2026-081 | ○○ビル新築工事 | くさび式支柱 1800mm | ○○建材 | 2026/8/20 | 2026/8/29 | 2026/8/29 | 240 | 240 | 本 | 1800 | 432000 | 232 | 8 | 山田 太郎 | |
| 2026-081 | ○○ビル新築工事 | 布板 400×1800 | ○○建材 | 2026/8/20 | 2026/8/29 | 2026/8/30 | 160 | 120 | 枚 | 2200 | 264000 | 118 | 2 | 山田 太郎 | 分納 1回目/全2回 |
| 2026-081 | ○○ビル新築工事 | メッシュシート 1.8×5.4 | △△資材 | 2026/8/22 | 2026/8/31 | 2026/8/31 | 60 | 60 | 枚 | 2400 | 144000 | 54 | 6 | 佐藤 一郎 | 残6枚は次現場へ |
| 2026-084 | □□マンション改修 | 単管パイプ 4m | ○○建材 | 2026/9/2 | 2026/9/6 | 100 | 0 | 本 | 1500 | 150000 | 0 | 0 | 納品待ち | ||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 15 KB |
| 更新日 | 2026年8月21日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。会社名・対象年月・作成者などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
資材の受払管理そのものを定めた法令の条文はありません。工事原価の集計や、公共工事における材料の確認の場面で、納品の記録が資料として用いられることがあります。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
表に持たせる項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 工事番号・現場 | どの工事の資材か |
| 品名・規格 | 何を頼んだか |
| 発注先・発注日 | どこにいつ頼んだか |
| 納品予定日・納品日 | いつ届く予定で、いつ届いたか |
| 発注数量・納品数量 | 頼んだ量と届いた量 |
| 使用数量・残数 | 使った量と、残っている量 |
| 単価・金額 | 原価に反映させる数字 |
納品予定日と納品日を分けて持つことがポイントです。予定より遅れた記録が残っていると、次から余裕を見た発注ができます。
分納にどう対応するか
大量の資材は、複数回に分けて納品されることがあります。
1行にまとめてしまうと、どこまで届いたかが分からなくなります。分納の場合は行を分け、備考に「1回目/全3回」のように書いておくと追えます。
余った資材の行き先
工事が終わったときに余った資材は、扱いを決めておかないと消えます。
自社の倉庫に戻す、次の現場へ回す、返品する、処分する。どれを選んだかを備考に書いておくと、次の工事で「あるはずの資材が無い」という事態を防げます。
返品できるものは早めに返す方が、原価が下がります。工事の終わりまで置いておくと、返品期限を過ぎることがあります。
原価とのつながり
この表の金額欄は、実行予算の材料費の実績に流れます。
工事番号を書いておくと、集計がそのまま使えます。納品書の番号も入れておくと、請求書と突き合わせるときに探す手間が減ります。
現場での受け取り
届いた資材を誰が確認したかも、記録しておくと役に立ちます。
数量が足りない、規格が違う、破損している。受け取った時点で気づけば交換できますが、使う直前に気づくと工程が止まります。
受領者の欄を設けているのは、確認を人に紐づけるためです。
発注のタイミング
資材は、早く頼めば置き場に困り、遅く頼めば工程が止まります。
現場に置ける量には限りがあるため、大量の資材は分けて入れることになります。工程表と突き合わせて、いつ何がどれだけ必要かを決めてから発注すると、この調整がしやすくなります。
納期が読みにくい資材は、早めに発注して納品日だけ指定する方法もあります。発注日と納品予定日を分けて持たせているのは、この使い方に対応するためです。
よくある質問
現場ごとに表を分けますか。
工事番号の列があれば1つの表で管理できます。現場の数が多い場合は、シートを現場ごとに分けたうえで、集計シートで合算する形が扱いやすくなります。
少量の消耗品まで書きますか。
金額が小さいものは「消耗品」としてまとめている会社が多くなっています。工事原価に影響する主要な資材から始めると、続けやすくなります。