建設業向け 有機溶剤・特定化学物質等持込使用届

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全11項目

この届出は、現場に持ち込む化学物質を元請へ知らせるための書類です。

対象になるのは、塗料のシンナー、接着剤、剥離剤、防水材、洗浄剤など、内装や仕上げの工程で多く登場するものです。

元請が把握したい理由は2つあります。中毒や火災を防ぐことと、同じ空間で作業する他社に影響が及ばないようにすることです。有機溶剤は、使っている会社だけの問題では済みません。

このテンプレートは、物質ごとに1行を取り、換気・保護具・SDSの有無まで並べた形にしています。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 塗料・接着剤・剥離剤などを現場へ持ち込む方
  • 換気や保護具の内容まで届け出るよう求められた方
  • 作業主任者の選任が必要か確認したい方

こんな場面で活用

化学物質を現場へ持ち込む前に提出します。火気を使う作業と同じ空間になるかどうかの調整にも使われます。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 製品名
  • 主な成分
  • 区分
  • 使用量(期間中)
  • 使用場所
  • 使用期間
  • 換気の方法
  • 保護具
  • 作業主任者
  • SDS
  • 保管場所

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

有機溶剤・特定化学物質等持込使用届.xlsx — 記入例の一部
有機溶剤・特定化学物質等持込使用届 【記入例】
元請会社名○○建設株式会社
工事名○○ビル新築工事
No製品名主な成分区分使用量 (期間中)使用場所使用期間換気の方法保護具作業主任者SDS保管場所
1○○ラッカーシンナートルエン・酢酸エチル有機溶剤(第2種)80L2階 東側 内装2026/10/9〜10/20送排風機2台+開口2か所を確保有機ガス用防毒マスク・保護手袋伊藤 六郎1階 危険物保管庫
2△△エポキシ接着剤エポキシ樹脂・アミン系硬化剤その他(皮膚感作性)20kg3階 床下地2026/10/12〜10/16自然換気(窓4か所開放)保護手袋・保護メガネ3階 資材置場
3□□剥離剤塩化メチレン特定化学物質(第2類)15L地下1階 既存塗膜の除去2026/10/22〜10/24局所排気装置を設置送気マスク・保護衣・保護手袋伊藤 六郎1階 危険物保管庫
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。元請会社名・工事名・届出会社名などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
有機溶剤中毒予防規則や特定化学物質障害予防規則は、対象となる物質を扱う作業について、換気設備、作業主任者の選任、保護具、健康診断などを事業者に求めています。また、労働安全衛生法は一定の化学物質について、譲渡・提供時の通知(SDSの交付)とラベル表示を定めています。届出の様式は法令に定められていませんが、元請が現場全体の化学物質を把握するために求めることが一般的です。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

届出で確認されること

確認項目見られる理由
物質名と区分有機溶剤か、特定化学物質か、それ以外か
使用量と期間濃度の見当と、影響の及ぶ範囲
作業場所換気の条件、他社との重なり
換気の方法自然換気か、送排風機か、局所排気か
保護具呼吸用保護具の種類、手袋、保護メガネ
SDSの有無成分と危険性の情報が手元にあるか

SDS(安全データシート)の欄が要になります。 成分が分からない状態では、必要な換気も保護具も決められません。

作業主任者が必要になる場合

有機溶剤や特定化学物質を扱う作業には、作業主任者の選任が求められるものがあります。

技能講習を修了した人の中から選任し、作業の指揮や設備の点検を担当します。届出の欄に選任者を書くようにしているのは、必要な作業なのに選任していないという状態を防ぐためです。

該当するかどうかは物質と作業の形態で決まるため、判断に迷う場合はSDSの記載と所轄の労働基準監督署で確認すると確実です。

換気をどう書くか

換気の欄は、方法まで書くと実態が伝わります。

窓を開ける、送風機を置く、局所排気装置を設ける。同じ「換気する」でも、効果はまったく違います。密閉に近い空間では、自然換気だけでは足りないことがあります。

地下や、内装が仕上がって開口が塞がれた後の作業は、特に条件が悪くなります。作業場所の欄に階数だけでなく、開口の状況まで書いておくと、判断がしやすくなります。

他社との調整につながる

この届出は、作業間の連絡調整とつながっています。

有機溶剤を使う作業と、火気を使う作業が同じ空間で重なると、火災の危険が生じます。届出が出ていれば、元請は日程を分ける調整ができます。

出しておくことで、危ない組み合わせを避けてもらえるという面があります。

保管と後片付け

持ち込んだ物質の保管場所も、届出の対象になることがあります。

使い残しを現場に放置すると、他社が誤って使う、日射で容器が膨張するといった問題が起こります。工事が終わったら持ち帰る前提で、保管場所と数量を記録しておくと確実です。

よくある質問

少量でも届け出が必要ですか。

現場によります。量にかかわらず対象とする現場と、一定量以上を対象とする現場があります。判断に迷う場合は届け出ておく方が、後の調整がしやすくなります。

SDSはどこで入手しますか。

製品を購入した販売元やメーカーから提供されます。多くのメーカーはウェブサイトでも公開しています。届出には写しを添えて提出する運用が一般的です。

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