工事の記録法令確認あり

建設業向け 引渡し書類チェックリスト

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全10項目

引渡しの直前は、現場が最も慌ただしくなる時期です。

手直しと片付けを進めながら、書類も揃えることになります。書類が揃わずに引渡しが延びるという事態は、この時期によく起こります。

防ぐ方法は単純で、必要な書類の一覧を工事の初めに作っておくことです。何が必要かが分かっていれば、工事の途中で少しずつ揃えられます。

このテンプレートは、書類ごとに担当と期限を持たせ、揃った順にチェックしていく形にしています。

引渡し書類チェックリスト(Excel・PDF)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelのダウンロードが始まります。PDFも同じ画面から取得できます。

このテンプレートは誰向けですか

  • 引渡しの直前に書類が揃わず慌てた経験のある方
  • 保証書やミルシートの取り寄せに時間がかかる方
  • 提出先と自社控えを分けて管理したい方

どのような場面で使いますか

工事の初めに一覧を作り、書類が発生するたびにチェックしていきます。引渡し直前にまとめて集めようとすると間に合いません。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 区分
  • 書類名
  • 必要な理由・根拠
  • 担当
  • 入手予定日
  • 入手済
  • 提出先
  • 部数
  • 自社控え
  • 備考

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

引渡し書類チェックリスト.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
引渡し書類チェックリスト
工事名引渡し予定日
作成者作成日/更新日
No区分書類名必要な理由・根拠担当入手
予定日
(空欄があと15行つづきます)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-21 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は11列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・引渡し予定日・作成者などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 引渡し書類の内容を一律に定めた法令の条文はありません。契約で定めた成果物のほか、建設業法施行規則が「営業に関する図書」として完成図や発注者との打合せ記録の保存を求めており、これらは引渡しから10年間の保存の対象とされています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

揃える書類の種類

工事の内容によって変わりますが、多くの工事で共通するのは次のものです。

区分書類
図面完成図、施工図、竣工配置図
記録工事写真台帳、品質管理記録、工事日報
材料主要資材の納品書、ミルシート、製品仕様書
保証保証書、メーカー保証、防水などの保証年数
取扱い設備の取扱説明書、保守の方法
手続き各種届出の控え、検査済証
体制施工体制台帳、施工体系図の最終版

保証書とミルシートが遅れやすい書類です。メーカーや商社から取り寄せる時間がかかるためです。

工事の途中で集める

引渡しの直前にまとめて集めようとすると、間に合いません。

材料の納品時に書類も一緒に受け取る、工種が終わるたびに保証書を請求する。発生した時点で集める運用にしておくと、最後に慌てずに済みます。

このチェックリストに「入手予定日」の列があるのは、逆算して動くためです。

誰に渡すかを分ける

同じ書類でも、渡す相手が複数になることがあります。

発注者に渡すもの、元請に渡すもの、自社で保管するもの。提出先の列を持たせておくと、部数の準備が正確になります。

自社控えを取り忘れるという失敗が起きやすいため、控えの有無も列に入れています。

電子と紙

近年は、電子データで引き渡す工事が増えています。

ファイル形式、フォルダの構成、命名の規則。これらが指定されている場合は、着工の段階で確認しておくと、最後に作り直す事態を避けられます。

引渡し後の保存

引渡しが済んだ後も、書類の保存は続きます。

完成図と発注者との打合せ記録は、営業に関する図書として引渡しから10年間の保存が求められています。施工体系図も同じ扱いです。

引渡しの時点で、渡した書類と自社に残す書類を分けてフォルダにまとめておくと、10年後に探せる形になります。

手直しの管理とあわせる

引渡しの前後は、手直しの依頼が集中する時期でもあります。

書類のチェックリストと同じファイルに、手直しの一覧を持たせている会社もあります。どちらも「引渡しまでに終わらせること」という点で共通しているためです。

分けて管理する場合も、両方が終わって初めて引渡しが完了するという認識で進めると、片方だけ終わって止まる事態を避けられます。

次の工事に引き継ぐ

作ったチェックリストは、次の工事でそのまま使えます。

工事の種類ごとに雛形を用意しておくと、初めの一覧づくりが数分で済みます。前回足りなかった書類を1行追加していけば、リストは使うほど精度が上がります。

よくある質問

下請の立場でも必要ですか。

元請へ提出する書類として、施工範囲の写真や品質記録、保証書を求められることが一般的です。範囲は元請の指示によりますが、リストを作っておくと確認が早く済みます。

保証書はいつ請求しますか。

材料や設備の納品時、または工種の完了時に請求しておく形が確実です。引渡し直前に請求すると、発行まで数週間かかることがあります。

関連するテンプレート

関連する記事