建設業向け 新規入場時等教育実施報告書
新規入場時等教育実施報告書は、受入教育を行ったことを元請へ報告する書類です。
新規入場者調査票が本人から会社へ向けた情報であるのに対して、この報告書は会社から元請へ向けた報告になります。同じ場面の書類ですが、向きが逆です。
多くの現場では、入場の当日に教育を行い、その日のうちに報告書を提出します。教育の内容は現場ごとに違うため、何を説明したかを項目で残す形が一般的です。
このテンプレートは、説明した項目にチェックを入れ、受講者の署名まで1枚に収めています。
新規入場時等教育実施報告書(Excel)を無料でダウンロード
会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードを開始しました
自動で始まらない場合は、下のボタンから取得してください。リンクの有効期限は14日間です。
ファイルを取得するうまく開けないときは info@syojin.com までご連絡ください。
こんな方におすすめ
- 受入教育を実施したことを元請へ報告する立場の方
- 教育で何を説明したかを記録に残しておきたい方
- 外国人の作業員への伝え方も記録したい方
こんな場面で活用
新規入場者への受入教育を行った当日に記入し、元請へ提出します。調査票とセットで求められる現場が多くなっています。
テンプレートの項目について
このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。
- 教育項目
- 説明した内容
- 実施
- 実施者
- 備考
Excelテンプレートのプレビュー
実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。
| 新規入場時等教育実施報告書 【記入例】 | |||||
| 工事名 | ○○ビル新築工事 | ||||
| 元請会社名 | ○○建設株式会社 | ||||
| No | 教育項目 | 説明した内容 | 実施 | 実施者 | 備考 |
| 1 | 工事の概要と作業所のルール | 工期・関係者・入退場の方法・朝礼の時間 | 済 | 職長 山田 | |
| 2 | 危険な場所と立入禁止区域 | 3階開口部・重機旋回範囲・資材置場の動線 | 済 | 職長 山田 | |
| 3 | 保護具の使用基準 | ヘルメット・安全靴・フルハーネス(2m以上) | 済 | 職長 山田 | |
| 4 | 緊急時の対応 | 連絡経路・避難経路・集合場所(西側ゲート) | 済 | 元請 田中 | |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 13 KB |
| 更新日 | 2026年8月21日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工事名・元請会社名・報告会社名などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
労働安全衛生法第59条は、労働者を雇い入れたときや作業内容を変更したときの安全衛生教育を事業者に求めています。また、労働安全衛生規則は元方事業者に対し、関係請負人が行う教育への指導・援助を定めています。新規入場時の教育は、これらを現場入場の場面に当てはめた実務として広く行われています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
教育で扱う項目
現場によって幅がありますが、多くの現場で共通しているのは次の内容です。
| 区分 | 説明する内容 |
|---|---|
| 現場の概要 | 工事の内容、工期、関係者、作業所のルール |
| 危険の所在 | 立入禁止区域、上下作業、重機の動線 |
| 決めごと | 保護具の基準、通路、喫煙・火気、資材の置き場 |
| 緊急時 | 連絡経路、避難経路、災害時の集合場所 |
| 健康管理 | 熱中症対策、休憩場所、体調不良時の申し出 |
緊急時の項目が最も抜けやすい部分です。日常の作業に関係しないため後回しになりますが、必要になるのは想定外の場面です。
実施者を書く
教育を誰が行ったかを書く欄があります。
自社の職長が行う場合と、元請が主催して行う場合があります。どちらの形でも、実施した人の氏名を残しておくと、後から内容を確認できます。
外国人の作業員が含まれる場合、言語の配慮をどうしたかを備考に書いておくと、教育が伝わったかどうかの記録になります。通訳を介したのか、母語の資料を使ったのか。伝えた事実だけでなく、伝わる形にしたかまで残ると、記録の意味が変わります。
受講者の署名
受講者の欄は、名前を書いてもらう形が一般的です。
署名を求めるのは、受けたことを本人が確認する意味があります。人数が多い日は名簿形式で並べ、1人1行にすると管理しやすくなります。
調査票との使い分け
新規入場者調査票と内容が重なるため、どちらか一方でよいのではと感じる場面があります。
役割が違うため、両方を求める現場が多くなっています。調査票は入場前に本人の状況を確認するもの、報告書は教育を実施したことを示すものです。入場前と入場時で、時点が違うと考えると整理しやすくなります。
当日の作業まで触れる
教育の中で意外と効くのが、その日の作業に絞った説明です。
現場の一般的なルールは、どの現場でも似た内容になります。聞く側にとっては既に知っている話が続くことになり、集中が続きません。
そこに「今日はこの場所でこの作業をする、だからここが危ない」という具体が入ると、話が自分のことになります。教育項目の最後に当日の作業を置いているのは、この理由によるものです。
記録を残す期間
この報告書について、保存期間を定めた法令の条文はありません。
労働災害が起きたときに、その人が教育を受けていたかを示す資料になります。工事ごとにまとめて、社内で決めた期間だけ保管しておくと、必要になったときに取り出せます。
よくある質問
同じ現場に再入場する場合も報告しますか。
一定期間現場を離れていた人については、再度教育を行う運用の現場があります。元請のルールをご確認ください。
教育の時間はどのくらいが目安ですか。
法令で時間が定められているものではありません。実務では30分から1時間程度で行っている現場が多く、扱う項目の数に応じて調整されています。