建設業向け 工事打合せ簿テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全10項目

打合せ簿は、口頭で決まったことを書面に残すための書類です。

工事は、契約したとおりに進むことの方が少なくなります。納まりの変更、仕様の確認、追加の依頼。その多くは現場での口頭のやり取りから始まります。

残っていないと、後で困るのは受注側です。追加の作業をしたのに書面が無いと、精算の段階で認識が食い違います。

発注者との打合せ記録は、営業に関する図書として引渡しから10年間の保存が求められる書類でもあります。

このテンプレートは、1件1行で、指示か協議か報告かを区別して残す形にしています。

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ファイル形式

こんな方におすすめ

  • 口頭で決まったことが後から食い違って困った方
  • 追加工事の経緯を書面で残しておきたい方
  • 発注者との打合せ記録の保存が必要な方

こんな場面で活用

打合せの場で記入し、その場で相手に確認してもらいます。指示か協議かを区別しておくと、精算の場面で経緯を説明できます。

テンプレートの項目について

このテンプレートには、次の項目が入っています。使わない項目は削除してお使いいただけます。

  • 日付
  • 区分
  • 件名
  • 内容・経緯
  • 決定事項
  • 金額への影響
  • 工期への影響
  • 対応する書面
  • 相手方確認者
  • 自社担当

Excelテンプレートのプレビュー

実際に配布しているファイルの、記入例シートの一部です。

工事打合せ簿.xlsx — 記入例の一部
工事打合せ簿 【記入例】
工事名○○ビル新築工事(外部足場)
自社△△工業株式会社
No日付区分件名内容・経緯決定事項金額への 影響工期への 影響対応する書面相手方 確認者自社 担当
12026/9/8協議荷揚げ時間帯の変更西門で生コン車と重なるため、荷揚げ時間の変更を協議荷揚げは10:00以降とするなしなし田中 一郎山田 太郎
22026/10/12指示ゲート部への朝顔設置通行人の安全確保のため、ゲート上部に朝顔の設置指示朝顔2基を10/16までに設置ありなし変更注文書 No.2026-1012田中 一郎山田 太郎
32026/10/18報告4層目の着手時期躯体工程の変更に伴い、4層目の着手が10/6以降になる旨を報告全体工程への影響はなしと確認なしなし田中 一郎山田 太郎
42026/10/20承諾壁つなぎ位置の変更外壁のサッシ位置と干渉するため、2か所の移設を提案提案どおり移設を承諾(本数は変更なし)なしなし田中 一郎山田 太郎
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・自社・相手方などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

根拠
建設業法施行規則は、発注者から直接請け負った建設工事について、工事内容に関する発注者との打合せ記録を「営業に関する図書」として、目的物の引渡しから10年間保存することを求めています。下請工事における元請との打合せ記録については、この規定の対象ではありませんが、契約変更の経緯を示す資料として実務上残されています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

区分を分けて書く

打合せの内容は、性格によって扱いが変わります。

区分内容扱い
指示発注者・元請から出された指示内容と指示者を明記
協議双方で相談して決めたこと結論と根拠を明記
報告こちらから伝えた事実伝えた日時を明記
承諾こちらの提案が認められたこと承諾者を明記

指示と協議を分けるのが要点です。指示であれば費用の負担は原則として指示した側、協議であれば決めた内容によります。この区別が曖昧だと、後から負担の話がまとまりません。

金額と工期への影響を書く

打合せの内容が、契約に影響するかどうかをその場で書いておきます。

「影響なし」と書いておけば、後から蒸し返されません。「影響あり」であれば、変更契約や変更注文書に進む必要があります。影響の有無を空欄にしたまま進めると、精算の段階で初めて議論が始まります。

その場で書いて、その場で確認する

打合せ簿は、後からまとめて書くと精度が落ちます。

打合せの場で書き、内容を読み上げて相手に確認してもらう形にすると、認識のずれがその場で見つかります。署名や押印を求めるかは相手との関係によりますが、少なくとも「確認者」の欄に相手の氏名を書いておくと記録として機能します。

番号を通しで振る

打合せ簿は、件数が多くなります。

通し番号を振っておくと、後から参照できます。「打合せ簿No.12のとおり」と書けば、変更注文書や完了報告書からその内容を辿れます。

保存

発注者から直接請け負った工事の打合せ記録は、営業に関する図書として引渡しから10年間の保存が求められています。

下請として元請と交わした記録は、この規定の対象ではありません。それでも、契約変更の経緯を示す資料として、工事のフォルダにまとめて残しておく形が安全です。

日報との使い分け

工事日報にも「指示・打合せ」の欄があります。

日々の細かいやり取りは日報に書き、契約や金額に関わる決定は打合せ簿に起こすという使い分けにすると、両方が機能します。すべてを打合せ簿にすると件数が増えすぎ、すべてを日報に書くと重要な決定が埋もれます。

判断の目安は、「後から精算や工期の話になる可能性があるか」です。可能性があるものは、番号を振って打合せ簿に残します。

相手の言葉で書かない

打合せの内容は、聞いた言葉をそのまま書くと曖昧になります。

「なるべく早く」「適当な位置に」といった表現は、後から解釈が分かれます。日付と数量に置き換えて書き、その場で確認を取ると、記録として使える形になります。

よくある質問

メールのやり取りでも記録になりますか。

内容が残るという意味では機能します。件数が増えると探しにくくなるため、重要な決定は打合せ簿に転記して番号で管理する形にすると、後から辿りやすくなります。

相手が署名してくれない場合はどうしますか。

打合せ簿を作成して相手に送り、内容に相違があれば連絡をもらう形にする方法があります。送った日と送付先を記録に残しておくと、確認の機会を設けたことが示せます。

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