建設業向け 足場の点検記録テンプレート
足場の点検には、行う場面が決まっています。
作業を始める前の点検に加えて、組立て・一部解体・変更をした後、そして悪天候や中震以上の地震の後にも点検が必要とされています。
2023年10月からは、この点検について運用が変わりました。点検を行う人をあらかじめ指名すること、そして記録に点検者の氏名を残すことが求められています。記録は、その足場を使う仕事が終わるまで保存します。
このテンプレートは、点検の契機を選ぶ形にして、指摘と是正、点検者の氏名までを1行に収めています。
足場の点検記録(Excel・PDF)を無料でダウンロード
会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelのダウンロードが始まります。PDFも同じ画面から取得できます。
ダウンロードを開始しました
自動で始まらない場合は、下のボタンから取得してください。リンクの有効期限は14日間です。
ファイルを取得するうまく開けないときは info@syojin.com までご連絡ください。
このテンプレートは誰向けですか
- 足場の点検者に指名された方
- 組立て後や悪天候後の点検記録を残す必要がある方
- 点検者の氏名の記録が義務化されたと聞いた方
どのような場面で使いますか
組立て・変更の後、悪天候や中震以上の地震の後、そして作業開始前に点検して記入します。記録は足場を使う仕事が終わるまで保存します。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 点検日
- 点検の契機
- 点検箇所
- 床材の損傷
- 緊結部のゆるみ
- 手すり・幅木
- 脚部の沈下
- シート取付
- 指摘事項
- 是正内容
- 是正日
- 点検者氏名
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 足場の点検記録 | ||
| この表について | 足場の点検を契機ごとに記録する表です。点検者の氏名、指摘、是正内容、是正日まで1行で残せます。記録は足場を使用する仕事が終了するまで保存します。 | |
| 根拠・注意 | 労働安全衛生規則第567条・第568条・第655条は、足場における作業を行うときの点検について定めています。2023年10月1日施行の改正により、足場の組立て・一部解体・変更の後や、悪天候・中震以上の地震の後に行う点検について、事業者・注文者はあらかじめ点検者を指名すること、点検結果と是正内容に加えて点検者の氏名を記録し、足場を使用する仕事が終了するまで保存することが求められています。 | |
| シート構成 | 記入用 … パソコンで入力して使うシート(空欄) 記入例 … 書き方の見本 A4印刷用 … 印刷して手書きで使うシート。A4の1ページに収まります | |
| 使い方 | 1. 点検者はあらかじめ指名し、氏名を記録に残します(2023年10月施行の改正) 2. 組立て・変更の後、悪天候・中震以上の地震の後は必ず点検します 3. 是正が済むまでは、その部分を使用しない措置をあわせて行います 4. 記録は、その足場を使用する仕事が終了するまで保存します 5. 判定の付け方は「説明」シートに書いてあります 6. 「否」と付けたら、下の「異常があったときの記録」に必ず1行足します 7. 是正が済んでも、確認者が再使用日を書くまで、その部分の使用を再開しません | |
| 判定の付け方と、そのとき何をするか(点検に上がる前に読む) | 良 … そのまま使ってよい。 要補修(軽微) … 使ってよいが、その日のうちに直す。指摘事項に書き、職長に伝える。 否 … その部分を使わせない。立入禁止の表示をし、直ちに補修する。すぐ職長と元請に連絡し、下の記録に書く。 床材の損傷・緊結部のゆるみ・手すりの欠損・脚部の沈下は、直るまでその部分を使わせない。作業の都合で先送りしない。 止める判断は点検者がしてよい。止めたことを責めない。 是正が済んでも、確認者が再使用日を書くまで、その部分の使用を再開しない。 組立て・変更の後、悪天候・中震以上の地震の後は必ず点検する。 | |
| 更新日 | 2026-09-15 | |
| 配布元 | 商い屋 建設(https://kensetsu.akinaiya.com) | |
| 【免責】本様式は一般的な項目を整理した参考資料です。法令で定められた様式そのものではありません。必要な記載事項・保存期間・提出先は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。実際の義務内容は所管行政庁または専門家にご確認ください。 | ||
| 足場の点検記録 | |||||
| 工事名 | |||||
| 指名された点検者 | |||||
| 点検日 | 点検の契機 | 点検箇所 | 床材の 損傷 | 緊結部の ゆるみ | 手すり・ 幅木 |
| (空欄があと11行つづきます) | |||||
| 異常があったときの記録(△・×を付けたら必ず書く。左から起きた順番に埋める。「見つけた状態」は見つけた人、「処置」は直した人、「確認者・再開日時」は確認した人が書く) | |||||
| 発生日・点検箇所 | 見つけた状態 | 判定 | |||
| (空欄があと1行つづきます) | |||||
| 点検者(記入) | 確認(職長) | ||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-15 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は12列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 足場の点検記録 【記入例】 | |||||
| 工事名 | ○○ビル新築工事 | ||||
| 指名された点検者 | 山田 太郎(主)/佐藤 一郎(副) | ||||
| 点検日 | 点検の契機 | 点検箇所 | 床材の 損傷 | 緊結部の ゆるみ | 手すり・ 幅木 |
| 2026/9/5 | 組立て後 | 東面 1〜3層 | 良 | 良 | 良 |
| 2026/9/12 | 変更後(3層目追加) | 東面 3層 | 良 | 否 | 良 |
| 2026/9/18 | 悪天候後(強風) | 全面 | 良 | 良 | 否 |
| 2026/10/1 | 作業開始前 | 東面 3層 | 良 | 良 | 良 |
| 異常があったときの記録(△・×を付けたら必ず書く。左から起きた順番に埋める。「見つけた状態」は見つけた人、「処置」は直した人、「確認者・再開日時」は確認した人が書く) | |||||
| 発生日・点検箇所 | 見つけた状態 | 判定 | |||
| 2026/9/12 / 東面3層 X3通り | 緊結金具1か所にゆるみ。手で動く程度 | 否 | |||
| 点検者(記入) | 確認(職長) | ||||
| 山田 太郎 | 佐藤 一郎 | ||||
| 備考 | |||||
| 9/18の強風(最大瞬間風速18m/s)は現場の風速計で確認。 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-15 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は12列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 足場の点検記録 | |||||
| 工事名 | |||||
| 指名された点検者 | |||||
| 点検日 | 点検の契機 | 点検箇所 | 床材の 損傷 | 緊結部の ゆるみ | 手すり・ 幅木 |
| (空欄があと7行つづきます) | |||||
| 異常があったときの記録(△・×を付けたら必ず書く。左から起きた順番に埋める。「見つけた状態」は見つけた人、「処置」は直した人、「確認者・再開日時」は確認した人が書く) | |||||
| 発生日・点検箇所 | 見つけた状態 | 判定 | |||
| 点検者(記入) | 確認(職長) | ||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-15 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は12列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 16 KB |
| 更新日 | 2026年9月15日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工事名・足場の種類・範囲・指名された点検者などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 労働安全衛生規則第567条・第568条・第655条は、足場における作業を行うときの点検について定めています。2023年10月1日施行の改正により、足場の組立て・一部解体・変更の後や、悪天候・中震以上の地震の後に行う点検について、事業者・注文者はあらかじめ点検者を指名すること、点検結果と是正内容に加えて点検者の氏名を記録し、足場を使用する仕事が終了するまで保存することが求められています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
点検が必要になる場面
| 場面 | 誰が行うか |
|---|---|
| その日の作業を開始する前 | 作業を行う事業者 |
| 組立て・一部解体・変更の後 | 事業者、および足場を提供した注文者 |
| 強風・大雨・大雪の後 | 同上 |
| 中震以上の地震の後 | 同上 |
組立て後と悪天候後の点検は、点検者の指名と氏名の記録が求められる部分です。作業開始前の点検とは扱いが分かれるため、この表では契機の列を設けています。
点検者を先に決めておく
指名は、点検の直前ではなく事前に行うものとされています。
現場が始まるときに、誰が点検者になるかを決めておくと、悪天候の翌朝に慌てずに済みます。点検者は、足場の構造を理解している人であることが前提になります。
複数人を指名しておくと、その人が休んだ日でも点検ができます。
何を見るか
点検の項目は、規則に挙げられているものが基準になります。
- 床材の損傷、取付けや掛渡しのゆるみ
- 建地・布・腕木などの緊結部、接続部、取付部のゆるみ
- 緊結材と緊結金具の損傷・腐食
- 手すりや幅木などの取り外し・脱落
- 幅木・メッシュシート・防網などの取付状態
- 脚部の沈下、滑動
このうち、手すりの取り外しと脚部の沈下は、後から発生するものです。組立て時は正しくても、作業の途中で外されたり、雨で地盤が緩んだりします。
是正までを1行で追う
指摘を書いただけでは、直ったかどうかが分かりません。
このテンプレートでは、指摘と是正内容、是正した日を同じ行に置いています。是正が済むまでその部分を使わせないという運用にする場合は、使用制限の欄に書いておくと現場に伝わります。
保存の期間
記録は、その足場を使用する仕事が終了するまで保存することが求められています。
工事が長い場合、記録が数十枚になります。日付順にファイルへ綴じ、契機ごとに色を分けておくと、必要なときに探せます。足場を解体した後も、工事が終わるまでは残しておく点に注意が必要です。
「否」を付けたとき、その足場を使わせていいのか
点検でいちばん重いのがここです。工程は決まっていて、翌朝からその面で作業が入っている。この状態で使用を止められるかどうかが、点検が機能しているかどうかの分かれ目になります。
この様式では、判定の付け方を「説明」シートに書いています。
| 判定 | 状態 | そのときすること |
|---|---|---|
| 良 | 異常なし | そのまま使ってよい |
| 要補修(軽微) | 使えるが直す | その日のうちに直す。指摘事項に書き、職長に伝える |
| 否 | 使わせない | 立入禁止の表示をし、直ちに補修する。職長と元請へ連絡 |
止める判断は点検者がしてよい、と決めておきます。止めたことを責めない形にしないと、工程を気にして「良」が付きます。
補修したあと、使用を再開していいのか
表の下に「異常があったときの記録」を置いています。見つけた状態、使用禁止にしたか、誰にいつ連絡したか、補修の内容と補修日、確認者と再使用日までを1行でたどれます。
是正が済んでも、確認者が再使用日を書くまで使用を再開しません。補修した本人が「直した」と言った時点で再開する形にすると、確認が飛びます。点検者・職長・元請の欄は、いちばん下にあります。
よくある質問
作業開始前の点検も同じ様式で記録しますか。
同じ様式で記録できます。契機の列で区別しておくと、点検者の氏名の記録が求められる点検と、そうでない点検を分けて管理できます。
悪天候の基準はどのくらいですか。
強風・大雨・大雪などが挙げられています。作業を中止するほどの天候の後は点検する、という運用にしている現場が多くなっています。判断に迷う場合は実施しておく方が安全です。