見積・原価法令確認あり

建設業向け 労務費集計表

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月26日 / 全11項目

出面表を付けている会社は多いのですが、そこで止まっていることがほとんどです。

出面表は「誰が何日入ったか」を記録します。原価管理で必要なのは「その工事にいくらかかったか」です。日数と金額の間には単価の掛け算があり、その一手間が挟まらないまま月が終わっていきます。

人工を金額に直して初めて、労務費が実行予算と比べられるようになります。 出面表のままでは、予算の労務費が正しかったのかどうかを検証できません。

このテンプレートは、人ごとの日数に単価を掛け、法定福利費まで含めて工事別に集計する形にしています。

出面表との違いは集計の向きです。 出面表は人ごと・日ごとに並べて「誰が何日入ったか」を見ます。この表は工事ごとにまとめて「その工事にいくらかかったか」を見ます。出面表から人工を持ってきて、単価と法定福利費を掛けるのがこの表の役割です。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 出面表は付けているが、労務費の金額にしていない方
  • 1人が複数の現場に入る日が多く、工事別に分けられていない方
  • 法定福利費を見積で内訳明示する必要がある方

どのような場面で使いますか

月末の締めのときに、出面表から人工を拾って集計します。工事ごとの合計を実行予算の労務費と突き合わせ、差が出たら人工と単価のどちらが原因かを見ます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 氏名
  • 職種
  • 区分
  • 工事番号
  • 工事名
  • 人工
  • 単価
  • 賃金
  • 法定福利費
  • 労務費計
  • 備考

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

労務費集計表.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
労務費集計表
対象月
人工の出典
No氏名職種区分工事番号工事名
(空欄があと21行つづきます)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は12列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 15 KB
更新日2026年8月26日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。対象月・法定福利費率・人工の出典などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 労務費の集計方法を定めた法令はありません。労働基準法第108条は賃金台帳の調製を、同法第109条は賃金台帳などの記録の保存を求めています。労務費の集計表はこれとは別の管理資料ですが、賃金台帳と数字が食い違わないようにしておく必要があります。建設業では、法定福利費を内訳明示した見積書の取り扱いも広がっています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

出面から労務費へ

流れは3段階です。

  1. 出面表から、人ごと・工事ごとの日数を拾う
  2. 単価マスタから、その人の職種の労務単価を引く
  3. 日数 × 単価 で労務費を出し、法定福利費を足す

1つ目でつまずくことが多くなります。1人が1日に2つの現場へ入った日、午前と午後で工事が違う日。ここを「どちらか一方」に丸めると、工事別の原価がずれます。0.5人工として分けて記録できる形にしておきます。

法定福利費を分けて持つ

労務費には、賃金のほかに事業主が負担する社会保険料があります。

健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の事業主負担分です。これを労務単価に含めて持つか、別の列で持つかは会社によりますが、別の列で持つほうが後から使えます。 見積書で法定福利費を内訳明示する場面で、そのまま転記できるためです。

率は保険の種類と年度で変わります。表の上に率を書いておき、そこを直せば全行が計算し直される形にしておくと、改定のときに1か所で済みます。

常用と請負を分ける

同じ「外の人」でも、扱いが変わります。

区分原価の区分数え方
自社の従業員労務費人工数 × 労務単価
常用(応援)労務費または外注費人工数 × 常用単価
請負(一式)外注費契約金額

請負で出している分をこの表に入れると、外注管理表と二重に数えることになります。この表に入れるのは人工で数えるものだけにして、一式で出しているものは外注費として別に持ちます。

工事別に締める

月末に工事ごとの合計を出し、実行予算の労務費と突き合わせます。

ここで差が出たら、人工が増えたのか単価が上がったのかを区別します。人工が増えたなら歩掛の見直し、単価が上がったなら見積の単価の見直しと、打つ手が変わります。

出た数字は、そのまま予算実績対比表の労務費の行に入ります。

よくある質問

一人親方への支払いはどちらに入れますか。

契約の形で決まります。日単位で来てもらい人工で数えているなら労務費、工事の一部を一式で請け負ってもらっているなら外注費です。同じ人でも現場ごとに形が変わることがあるため、行ごとに区分を書いておきます。

法定福利費の率はどこを見ますか。

健康保険と厚生年金は日本年金機構が公表する保険料額表、雇用保険と労災保険は厚生労働省が公表する料率を確認します。労災保険率は事業の種類で異なり、建設業は工事の種類ごとに定められています。年度で改定されるため、期首に見直します。

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