見積・原価法令確認あり

建設業向け 数量拾い表テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月26日 / 全12項目

数量拾いは、見積書の一番下にある作業です。

見積書には数量と単価しか残りませんが、その数量がどこから来たのかは、拾った本人の頭の中にしかないことが多くなります。あとで「この数量は何を見て出したのか」と聞かれたとき、図面を開き直して同じ作業をやり直すことになります。

拾い表の値打ちは、数量そのものより寸法が残ることにあります。 幅・長さ・高さ・か所を欄に分けて書いておけば、図面が変更されたときに、変わった寸法だけを直せば数量が出ます。

このテンプレートは、部位ごとに計算式をそのまま書ける列を持たせ、数量・単位・図面番号まで1行で追える形にしています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 見積の数量を、毎回ゼロから拾い直している方
  • 図面が改訂されるたびに全部を拾い直している方
  • 「この数量の根拠は」と聞かれて答えに詰まったことがある方

どのような場面で使いますか

見積を作る前、図面を受け取った段階で拾います。図面が改訂されたら、変わった部位の行だけを直します。工事が終わったら、実際の施工数量と突き合わせて拾い方の癖を見ます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 部位・工種
  • 名称
  • 長さ
  • 高さ・厚
  • か所
  • 数量
  • 単位
  • 単価
  • 金額
  • 図面
  • 備考

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

数量拾い表.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
数量拾い表
工事名
拾い担当
No部位・工種名称長さ高さ・厚
(空欄があと19行つづきます)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は13列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 16 KB
更新日2026年8月26日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・工事番号・拾い担当などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 民間工事の数量の拾い方を定めた法令の条文はありません。公共建築工事では「公共建築数量積算基準」が計測・計算の方法を示しており、民間でもこれに準じた拾い方が使われることがあります。建設業法第20条が求める、材料費・労務費その他の経費の内訳を明らかにした見積りは、数量の裏づけがあって初めて成り立ちます。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

表に持たせる項目

項目内容
部位・工種どこの何か(基礎/外壁/2階床など)
名称拾う対象(コンクリート/型枠/鉄筋など)
幅・長さ・高さ図面から読んだ寸法をそのまま
か所同じものがいくつあるか
数量・単位幅×長さ×高さ×か所 の答えと単位
単価・金額見積に持っていく数字
図面番号どの図面を見て拾ったか

寸法を列に分けて書く

拾い表で一番効くのがこの形です。

数量だけを書くと検算ができません。かといって「3.6×2.4×4」と文字で書いても、Excelはそれを計算してくれないので、結局は電卓を叩き直すことになります。

幅・長さ・高さ・か所を別々の欄に入れ、数量はその掛け算で出します。 日本建築積算協会が公開している積算用紙も、マンション管理業協会の拾い出し表も、この形です。

図面が改訂されたときは、変わった寸法の欄だけを直せば数量が出ます。長さが18.0から19.5になったなら、その1か所を打ち直すだけです。

使わない欄は空にします。鉄筋のように配筋表から総量を持ってくるものは、数量の欄に直接入れます。

拾い落としやすいもの

拾い表で金額が動くのは、単価の読み違いより拾い落としです。

  • 開口部の差し引き(窓・ドアの分を引いたか)
  • 役物・端部(コーナー材、見切り、水切り)
  • 仮設(足場、養生、清掃)
  • 運搬と積込み
  • 残材の処分費

このあたりは図面に線として現れないため、目で追うと抜けます。表の下に固定の行として先に置いておき、ゼロなら0と書く運用にすると、抜けが「空欄」として見えるようになります。

見積書につなげる

拾い表の粒度を、そのまま見積書の明細にすると、あとの管理が楽になります。

見積書で使った粒度は実行予算になり、実行予算の粒度で実績を集めると原価が出ます。ここが揃っていないと、実績を拾うたびに項目の組み替えが必要になります。

拾い表の段階で「この粒度で最後まで行く」と決めてしまうのが、いちばん手数が少なくなります。

よくある質問

拾い表は見積書と一緒に相手へ渡しますか。

社内の資料として持っておくのが一般的です。相手に示すのは見積書と内訳明細で、拾い表は根拠として自社に残します。数量の根拠を求められたときに、この表から必要な部分だけを抜き出して示す形になります。

積算ソフトを使っている場合も要りますか。

ソフトが拾い根拠を出力できるなら、そちらで足ります。手拾いと併用している場合や、ソフトに入っていない工種を拾うときに、この表を使う形が現実的です。

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