見積・原価法令確認あり

建設業向け 歩掛表テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月26日 / 全10項目

労務費を外す会社と、当てる会社の差は、歩掛を持っているかどうかで決まります。

歩掛とは、施工数量あたりに何人工かかるかという比率です。足場なら1㎡あたり何人工、鉄筋なら1tあたり何人工。これが分かっていれば、数量を拾った時点で労務費が出ます。

標準歩掛は公表されていますが、自社の歩掛は自社の実績からしか出ません。 職人の構成、現場の条件、使っている道具が違えば、同じ工種でも数字は変わります。

このテンプレートは、終わった工事の施工数量と実際の人工から歩掛を出し、工種ごとに溜めていく形にしています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 労務費だけが毎回予算から外れている方
  • 標準歩掛を使っているが、自社の実感と合わない方
  • 見積の人工を経験と勘で置いている方

どのような場面で使いますか

工事が完了した時点で、出面表から人工を拾って1行足します。同じ工種が3件たまったら平均を出し、次の見積からその数字を使います。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 工種
  • 作業内容
  • 施工数量
  • 単位
  • 所要人工
  • 歩掛(人工/単位)
  • 職種
  • 完了月
  • 現場名・条件
  • 備考

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

歩掛表.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
歩掛表
作成/管理集計期間
人工の出典備考
No工種作業内容施工数量単位所要人工
(空欄があと19行つづきます)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は11列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 15 KB
更新日2026年8月26日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。作成/管理・集計期間・人工の出典などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 民間工事の歩掛を定めた法令はありません。公共工事では、国土交通省の土木工事標準歩掛や公共建築工事標準単価積算基準などが積算の基礎として用いられています。自社の実績から積み上げた歩掛は社内の管理資料であり、これらの公表値と一致している必要はありません。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

歩掛の出し方

出し方そのものは割り算です。

歩掛 = 所要人工 ÷ 施工数量

足場を323㎡組むのに32人工かかったなら、歩掛は0.099人工/㎡です。次に400㎡の足場を見積るときは、400×0.099=約40人工。これに労務単価を掛ければ労務費が出ます。

難しいのは計算ではなく、実績の人工を正しく拾うことです。出面表から、その工種に実際に入った日数を抜き出す必要があります。1人が複数の工種をまたいだ日は、分けて記録しておかないと歩掛が濁ります。

溜めるほど当たるようになる

1件の実績は参考値にすぎません。

同じ工種が3件、5件と溜まってくると、ばらつきの幅が見えてきます。平均だけでなく最大と最小を持っておくと、条件の悪い現場を見積るときに上振れの側を使う、といった判断ができます。

外れ値には理由があります。天候で中断した、狭くて機械が入らなかった、手戻りが出た。備考欄に一言残しておくと、後から見て「この行は参考にしない」と判断できます。

現場条件を書き添える

同じ工種でも、条件が違えば別の数字になります。

  • 階数・高さ(揚重の手間が変わる)
  • 敷地の広さ(材料の仮置きができるか)
  • 施工時期(夏場は作業時間が短くなる)
  • 作業時間の制限(近隣対応で朝夕が使えない)

このあたりを現場名の隣に短く書いておくと、次に似た条件の現場を見積るとき、近い行を選べるようになります。

見積と予算につなげる

歩掛が溜まると、見積の労務費が「勘」から「計算」に変わります。

数量拾い表から数量を持ってきて、歩掛で人工を出し、単価マスタの労務単価を掛ける。この3つの表が揃うと、労務費の見積は自動で出ます。実行予算の労務費も同じ数字から組めます。

よくある質問

標準歩掛と自社の数字が合いません。

合わないのが普通です。標準歩掛は積算の共通の物差しとして作られたもので、個々の会社の施工条件を表したものではありません。自社の見積には自社の実績値を使い、公共工事の積算に触れるときだけ公表値を参照する、という使い分けが実務的です。

何件くらい溜めれば使えますか。

同じ工種で3件そろうと傾向が見え、5件を超えるとばらつきの幅が使えるようになります。それまでは標準歩掛を目安に置き、実績が溜まった工種から順に自社の数字へ置き換えていく形がとりやすいです。

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