見積・原価法令確認あり

建設業向け 予算実績対比表

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月26日 / 全11項目

実行予算書は、工事が終わってから見返しても手が打てません。

原価が予算を超えていると分かるのが完成後なら、それは記録であって管理ではありません。まだ工事が動いているうちに気づくには、月に一度、決まった形で突き合わせる場が要ります。

見るのは1つだけです。原価の消化率が、工事の出来高率より先行していないか。 予算の7割を使ったのに出来高が5割なら、そのままでは赤字で終わります。

このテンプレートは、進行中の工事を区分ごとに並べ、消化率と出来高率を横に置いて、先行している行が目に入る形にしています。

実行予算書・工事台帳との違いは見る単位です。実行予算書は1つの工事を深く、工事台帳は全工事を1行ずつ、この表は進行中の工事を月単位で区分ごとに見ます。3枚とも持つ必要はなく、工事が数件なら実行予算書だけで足ります。同時に動く工事が5件を超えたあたりから、この表が要るようになります。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 実行予算は作っているが、完成後にしか結果を見ていない方
  • 赤字に気づくのが、いつも工事が終わってからという方
  • 複数の工事が同時に動いていて、どれが危ないか分からない方

どのような場面で使いますか

毎月の締めのあとに更新します。原価の消化率が出来高率を10ポイント以上上回っている工事を見つけ、その月のうちに手を打ちます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 工事番号
  • 工事名
  • 区分
  • 予算
  • 前月まで累計
  • 当月
  • 累計実績
  • 残予算
  • 消化率
  • 出来高率
  • メモ

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

予算実績対比表.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
予算実績対比表
対象月
出来高率の基準
No工事番号工事名区分予算前月まで
累計
(空欄があと19行つづきます)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は12列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 15 KB
更新日2026年8月26日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。対象月・作成日・出来高率の基準などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 予算実績の対比は社内の管理であり、法令が様式を定めているものではありません。工事ごとの原価を期間で把握する仕組みは、決算での完成工事原価と未成工事支出金の区分や、経営事項審査で用いる財務諸表の基礎になります。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

消化率と出来高率を並べる

この2つを並べた瞬間に、判断ができるようになります。

数字出し方見方
消化率累計実績 ÷ 予算原価をどれだけ使ったか
出来高率出来高 ÷ 請負金額工事がどれだけ進んだか

消化率が出来高率を上回っている行が、危ない行です。差が5ポイント以内なら誤差の範囲ですが、10ポイントを超えたら理由を確かめます。

逆に消化率のほうが低いときも、確認は必要です。請求書がまだ届いていないだけで、実は原価が発生している場合があります。未計上の外注費や材料費がないかを見ます。

区分ごとに見る

工事全体の合計だけを見ていると、原因にたどり着けません。

材料費・労務費・外注費・経費に分けて並べると、どこで外したかが1行で分かります。材料が上がったのか、人工が増えたのか、外注に追加を出したのか。打つ手はそれぞれ違います。

労務費が超えているなら、歩掛か作業手順の問題です。外注費が超えているなら、追加指示の請求漏れがないかを先に確認します。

当月と累計を分けて持つ

累計だけを見ていると、動きが分かりません。

当月にいくら使ったかを別の列で持つと、原価が急に増えた月が見つかります。その月に何があったかを思い出せるうちに、原因を備考へ残しておきます。

未計上を欄外に持つ

月次で一番ずれる原因がこれです。

発生しているのに請求書が届いていない原価は、実績に載りません。締めの時点で分かっているものは、欄外に「未計上見込」として置き、消化率の判断はそれを足した数字で行います。載せずに黙っていると、翌月に急に増えたように見えます。

よくある質問

出来高率はどうやって出しますか。

出来高査定表があればその金額を使います。無い場合は、工程表の進捗や、施工数量の消化割合で代用します。厳密さより、毎月同じ基準で出すことのほうが大切です。基準を月ごとに変えると比較になりません。

何工事まで1枚で見られますか。

区分を4つに分けると1工事で5行使うため、10工事程度が1枚の目安です。それ以上は、工事ごとにシートを分けるか、合計行だけを並べた一覧を別に作る形になります。

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