建設業向け 機械・リース料管理表
リース料は、気づかないうちに増えている原価の代表です。
現場に入れた機械は、使い終わっても誰かが電話をかけるまで課金が続きます。工程が変わって出番がなくなった機械が、置きっぱなしのまま2週間、ということが起きます。日額1万4千円の機械なら、それだけで20万円近くになります。
リース料は、借りた日ではなく返した日で決まります。 ところが管理表を持っていない現場では、返却日を誰も見ていません。
このテンプレートは、機械1台を1行として、開始日・返却予定日・実際の返却日を並べ、予定を過ぎた行が目に入る形にしています。
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このテンプレートは誰向けですか
- リース機械の返却が遅れて、余分な賃料を払ったことがある方
- 自社機を「タダ」として扱っていて、原価が見えていない方
- 同じ機械を複数の現場で使い回している方
どのような場面で使いますか
機械を借りたときに1行立て、返却したらその日を埋めます。返却予定日は週に一度まとめて確認します。月末に工事別の合計を出し、実行予算の経費に入れます。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 機械名
- 規格・能力
- 所有
- 借入先
- 工事名
- 開始日
- 返却予定日
- 返却日
- 日数
- 日額
- 金額
- 備考
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 機械・リース料管理表 | ||
| この表について | 重機やリース機械を1台1行で管理する表です。工事・借入先・開始日・返却予定日・実際の返却日・日額を持ち、超過日数と金額を出します。自社機は損料を日額として入れます。 | |
| 根拠・注意 | 機械の賃借料の管理を定めた法令はありません。公共工事の積算では、国が定める建設機械等損料算定表が用いられており、自社機の損料を決める際の参考になります。持ち込む機械については、労働安全衛生法にもとづく特定自主検査や、元請への持込機械届が別に必要になる場合があります。車両系建設機械などは、定期自主検査と特定自主検査の対象が定められています。 | |
| シート構成 | 記入用 … パソコンで入力して使うシート(空欄) 記入例 … 書き方の見本 A4印刷用 … 印刷して手書きで使うシート。A4の1ページに収まります | |
| 使い方 | 1. 返却予定日と実際の返却日を別の列で持ちます。差が予定になかった原価です 2. 返却の連絡を誰の仕事にするかを決めます。表があっても、返す人がいなければ止まりません 3. 自社機は損料を日額として入れます。タダで扱うと、リースとの比較ができなくなります 4. 損料は建設機械等損料算定表を出発点にします。自社計算なら償却・整備・保険・税を稼働日数で割ります 5. 目安で置く場合はリース相場の6割から7割。いずれの方法でも年に一度は見直します 6. 回送費は台数ではなく回数で数えます。往復で2回かかります 7. オペレーター付きかどうかで日額が大きく変わります。備考に必ず書きます 8. 複数現場で使い回す機械は、使用日数で按分します。方法を表に書いておくと担当が変わっても揃います | |
| 更新日 | 2026-08-26 | |
| 配布元 | 商い屋 建設(https://kensetsu.akinaiya.com) | |
| 【免責】本様式は一般的な項目を整理した参考資料です。法令で定められた様式そのものではありません。必要な記載事項・保存期間・提出先は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。実際の義務内容は所管行政庁または専門家にご確認ください。 | ||
| 機械・リース料管理表 | |||||
| 対象月 | |||||
| 按分の方法 | |||||
| No | 機械名 | 規格・能力 | 所有 | 借入先 | 工事名 |
| (空欄があと17行つづきます) | |||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は13列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 機械・リース料管理表 【記入例】 | |||||
| 対象月 | 2026年8月度 | ||||
| 按分の方法 | 複数現場で使う場合は使用日数で按分 | ||||
| No | 機械名 | 規格・能力 | 所有 | 借入先 | 工事名 |
| 1 | バックホウ | 0.25m3 | リース | ○○リース | ○○ビル新築工事 |
| 2 | バックホウ | 0.45m3 | リース | ○○リース | △△倉庫 改修工事 |
| 3 | ユニック車 4t | オペ付 | リース | △△運輸 | ○○ビル新築工事 |
| 4 | 高所作業車 | 12m | リース | ○○リース | △△倉庫 改修工事 |
| 5 | 発電機 | 25kVA | リース | □□機械 | ○○ビル新築工事 |
| 6 | ダンプ 2t | - | 自社 | 自社機 | □□邸 外構工事 |
| 7 | プレート | - | 自社 | 自社機 | □□邸 外構工事 |
| 8 | 回送費 | バックホウ往復 | リース | ○○リース | △△倉庫 改修工事 |
| ○○ビル新築工事 計 | |||||
| △△倉庫 改修工事 計 | |||||
| □□邸 外構工事 計 | |||||
| 当月 合計 | |||||
| 備考 | |||||
| 8月度の機械費は1,191,200円。△△倉庫のバックホウ0.45m3が返却予定を7日超過し、126,000円が予定外に発生。工程変更後に返却の連絡が漏れたため、9月から返却予定日を週次で確認する。 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は13列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 機械・リース料管理表 | |||||
| 対象月 | |||||
| 按分の方法 | |||||
| No | 機械名 | 規格・能力 | 所有 | 借入先 | 工事名 |
| (空欄があと11行つづきます) | |||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は13列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 16 KB |
| 更新日 | 2026年8月26日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。対象月・自社機の損料・按分の方法などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 機械の賃借料の管理を定めた法令はありません。公共工事の積算では、国が定める建設機械等損料算定表が用いられており、自社機の損料を決める際の参考になります。持ち込む機械については、労働安全衛生法にもとづく特定自主検査や、元請への持込機械届が別に必要になる場合があります。車両系建設機械などは、定期自主検査と特定自主検査の対象が定められています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
予定と実際を両方持つ
返却予定日だけでは、遅れに気づけません。
予定日と実際の返却日を別の列で持ち、その差を超過日数として出します。超過日数に日額を掛けたものが、予定になかった原価です。ここが月に何万円か出ているなら、返却の連絡を誰の仕事にするかを決める価値があります。
自社機は損料で入れる
自社で持っている機械には請求書が来ませんが、原価はかかっています。
購入費、車検、整備、保険、税金。これらを年間の稼働日数で割ったものが、1日あたりの損料です。損料を持たずに自社機を「タダ」として扱うと、リースと自社機のどちらが安いかを判断できなくなり、実行予算の経費が実態より小さく出ます。
公共工事の積算では、国が定める建設機械等損料算定表が使われています。機種・規格ごとに運転1時間あたり・供用1日あたりの損料が示されており、自社機の損料を置くときの出発点になります。
自社で計算する場合は、購入費から償却分を出し、整備費・保険・税金を年間の稼働日数で割ります。手間がかかるため、まずは損料算定表の値か、リース相場の6割から7割を目安に置いて、年に一度見直す形でも役に立ちます。
回送費と燃料を忘れない
機械の原価は賃料だけではありません。
| 費目 | 見落としやすい点 |
|---|---|
| 回送費 | 往復で2回かかる。台数分ではなく回数分 |
| 燃料 | オペレーター付きかどうかで負担が変わる |
| 保険・免責 | リース会社の補償の範囲 |
| オペレーター | 賃料に含むか別かで金額が倍近く変わる |
見積の段階でここを落とすと、実行予算の経費が最初から足りません。表の中に費目として持っておくと、次の見積で参照できます。
現場をまたいで見る
同じ機械を複数の現場で使い回している会社では、工事別の按分が必要になります。
日数で按分するのが分かりやすい方法です。1台を2現場で7日ずつ使ったなら、賃料を半分ずつ。按分の方法を決めて表に書いておくと、担当が変わっても同じ数字が出ます。
工事別に集計した金額は、実行予算の経費または機械費の行に入ります。
よくある質問
リースとレンタルは分けて管理しますか。
原価の集計としては同じ表で構いません。ただし長期のリース契約は、期間の途中で解約できない場合があるため、契約終了日を備考に残しておきます。工事が早く終わっても支払いが続く契約かどうかは、原価の見通しに効きます。
持込機械届との関係は。
別の書類です。持込機械届は元請へ提出する安全書類で、機械の仕様や検査の記録、運転者の資格を示すものです。この表は原価の管理用ですが、機械名と現場が同じ情報なので、届を出した機械はこちらにも行があるはず、という突き合わせに使えます。