現場の安全管理法令確認あり

建設業向け 石綿 事前調査・作業記録

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年9月15日 / 全13項目

石綿に関する記録は、他の書類と保存期間の桁が違います。

石綿障害予防規則は、石綿等の取扱い作業に従事した労働者について、その作業に従事しないこととなった日から40年間の記録の保存を求めています。健康への影響が現れるまでに長い時間がかかるためです。

事前調査についても、2022年4月から一定規模以上の工事で結果の報告が義務化され、2023年10月からは有資格者による調査が求められるようになりました。

このテンプレートは、事前調査の結果と、作業に従事した人の記録を、同じファイルの中で扱えるようにしています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 解体・改修工事で石綿の事前調査を行う方
  • 調査結果の報告と作業記録をまとめて管理したい方
  • 40年保存が必要な記録の形を決めたい方

どのような場面で使いますか

解体・改修の着工前に事前調査を行い、石綿を扱う作業がある場合は従事者ごとの記録を残します。保存期間が長いため、電子で管理する前提で作っています。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 区分
  • 調査した部位
  • 建材の種類
  • 判定
  • 判定の根拠
  • 調査者(資格)
  • 調査日
  • 報告の有無(受付番号)
  • 作業内容
  • 従事者氏名
  • 従事期間
  • 保護具
  • 記録の保存

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

石綿 事前調査・作業記録.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
石綿 事前調査・作業記録
工事名
元請会社名
No区分調査した部位建材の種類判定判定の根拠
(空欄があと11行つづきます)
記入者(調査した者)確認(作業主任者)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-15 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は14列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A3に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A3印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 15 KB
更新日2026年9月15日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工事名・工事場所・元請会社名などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A3印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 石綿障害予防規則は、建築物等の解体・改修の作業を行うときの事前調査と、その結果の記録・掲示を求めています。また同規則第35条は、石綿等の取扱い作業に従事した労働者について、事前調査結果の概要や作業の実施状況の概要を含む記録を作成し、その作業に従事しないこととなった日から40年間保存することを求めています。同規則第35条の2は、解体等作業に従事した労働者の氏名と従事期間の記録を、工事終了後3年間保存することを定めています。一定規模以上の工事では、事前調査結果を電子システムにより労働基準監督署等へ報告することが義務付けられています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

事前調査で確認すること

解体や改修を行う前に、石綿含有建材の有無を調べます。

項目内容
調査した部位天井・壁・床・配管の保温材など
建材の種類吹付け材、保温材、成形板など
判定含有あり/なし/みなし
判定の根拠設計図書、分析、メーカー情報、みなし判定
調査者有資格者の氏名と資格

「みなし」で進める判断もあります。 分析せずに石綿があるものとして扱う方法で、調査の費用と時間を省ける代わりに、作業は石綿がある前提の措置が必要になります。

報告の対象になる工事

一定規模以上の工事では、事前調査の結果を報告することが義務付けられています。

対象は、建築物の解体では解体部分の床面積の合計が80平方メートル以上、改修では請負代金の合計が100万円以上、工作物では請負代金の合計が100万円以上といった規模が示されています。

報告は、電子システムを使って労働基準監督署と自治体へ同時に行う形が原則になっています。報告した日と受付番号を記録に残しておくと、後から確認できます。

作業の記録を40年残す

石綿を扱う作業を行った場合、従事した労働者ごとに記録を作成します。

記録には、従事した作業の概要と期間、事前調査結果の概要、作業の実施状況の概要、保護具の使用状況などが含まれます。この記録を、その作業に従事しないこととなった日から40年間保存します。

あわせて、解体等作業に従事した労働者の氏名と従事期間の記録は、工事終了後3年間の保存が求められています。期間が違うため、2つを分けて管理する形にしています。

40年をどう管理するか

40年は、会社の担当者が何度も入れ替わる長さです。

紙のまま保管すると、移転や整理の過程で失われることがあります。電子化して、退職者も含めた個人ごとのフォルダにまとめる方法が現実的です。

対象者が退職した後も保存が必要な点に注意が必要です。退職時に記録を渡して終わりにせず、会社側にも残しておく形にすると確実です。

含有ありと出たあと、工事に入っていいのか

調査の結果が出たあと、現場が知りたいのは「明日から手をつけていいのか」です。

この様式では、判定が出たあとにすることを「説明」シートに書いています。

判定状態そのときすること
含有なし石綿を含まない通常の工事に入ってよい。記録は保存する
みなし分析していない石綿があるものとして扱う。含有ありと同じ措置をとる
含有あり石綿を含む措置がそろうまで、その部位に手をつけない

着手の判断は、調査した有資格者ではなく元請の現場代理人が行います。調査と施工は別の役割です。隔離・養生・保護具・作業主任者の選任がそろってから着手します。

途中で出てきたとき

事前調査は、壊してみて初めて分かる部分があります。事前調査になかった建材が出てきたときは、その場で作業を止めます。判断がつくまで再開しません。

工程を優先して続けると、その日に現場にいた全員の記録が必要になります。止めるほうが、あとの手間も費用も小さく済みます。記入者・作業主任者・元請の欄は、いちばん下にあります。

よくある質問

石綿が無いと分かっている建物でも記録は必要ですか。

事前調査そのものは、原則としてすべての解体・改修工事で必要とされています。調査の結果「含有なし」であった記録を残すことになります。報告の要否は工事の規模によります。

調査は誰でもできますか。

2023年10月1日以降に着工する建築物の解体・改修工事では、建築物石綿含有建材調査者などの有資格者による事前調査が必要とされています。工作物についても対象が拡大しています。

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