見積・原価法令確認あり

建設業向け 車両・燃料費管理表

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月26日 / 全11項目

車両費は、原価に落ちないまま一般管理費に溜まりやすい費目です。

ガソリンを入れるのは事務所の近くで、請求はカード会社からまとめて来ます。どの現場に行った分なのかは、明細のどこにも書いてありません。結果として、車両費は「会社の費用」として扱われ、工事ごとの原価には出てきません。

工事が近ければ影響は小さいのですが、遠い現場を続けて受けている会社では、ここが利益を削っています。 片道1時間の現場と、15分の現場では、同じ工事金額でも残るものが違います。

このテンプレートは、車両ごとに費用を集め、工事別に按分する形にしています。

車検や保険の期限を管理する車両管理台帳とは別の表です。 あちらは車1台の情報を持つもので、金額は入りません。燃費そのものを追う表とも違います。この表の目的は、かかった費用を工事の原価に落とすことだけです。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 車両費が一般管理費に溜まっていて、工事別に見えていない方
  • 遠方の現場が増えたが、その分の原価を見積に入れていない方
  • 使っていない社用車があるかもしれない方

どのような場面で使いますか

給油や高速の利用があったときに行を足し、月末に按分します。整備・保険・税は年額を12で割って毎月乗せます。年に一度、車両ごとの月額を並べて稼働状況を見ます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 車両番号
  • 車種
  • 費目
  • 日付
  • 内容
  • 数量
  • 単位
  • 金額
  • 按分先 工事
  • 按分率
  • 備考

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

車両・燃料費管理表.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
車両・燃料費管理表
対象月
私用・通勤分
No車両番号車種費目日付内容
(空欄があと21行つづきます)
備考
商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-08-26 版)

このプレビューは左から6列まで(実際は12列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 16 KB
更新日2026年8月26日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。対象月・按分の基準・私用・通勤分などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 車両費の按分方法を定めた法令はありません。事業に使う車両の費用を経費として処理する場合、私用と混在するときは合理的な基準で按分することが求められます。運行記録については、一定台数以上の事業用自動車を使う事業者に別途の定めがあります。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

車両ごとに月額を出す

まず、1台あたりいくらかかっているかを出します。

燃料費、高速代、駐車場、点検・整備、自動車保険、税金、リース料。このうち毎月動くのは燃料と高速で、それ以外は年間額を12で割って乗せます。1台あたりの月額が出れば、それが按分のもとになります。

車両費は台数で増えます。 使っていない車が1台あるだけで、年に数十万円が消えます。月額を出して並べると、稼働していない車が見えます。

按分の基準を1つ決める

厳密にやろうとすると続きません。基準を1つ決めて、それで通します。

基準向いている場合
走行距離現場までの距離に差が大きい
使用日数1日1現場で動いている
労務の人工比車が特定の現場に紐づかない

走行距離が最も実態に近いのですが、記録の手間がかかります。日報に現場名と走行距離を書く運用にできるなら距離、難しければ使用日数で十分です。

私用との区分を残す

社用車を通勤や私用に使っている場合、その分は工事の原価ではありません。

按分の対象から外すために、私用の割合を決めておきます。日報で分ける方法もありますが、実務では「通勤分として一律○%」と決めて運用している会社が多くなっています。決めた根拠を表の上に書いておくと、後から説明できます。

燃料の単価を見る

給油の記録が溜まると、燃費が見えてきます。

同じ車種で燃費が悪い車は、整備の時期か、乗り方に理由があります。走行距離と給油量を並べておくと、リッターあたりの走行距離が出ます。急に悪くなった車は点検に出す、という判断ができます。

よくある質問

按分せずに全部を共通費にしてはいけませんか。

会計上は共通費として処理する方法もあります。ただし工事ごとの利益を見るためには按分したほうが実態に近づきます。遠方の現場が多い会社ほど差が出ます。まずは金額の大きい工事だけ按分する、という段階的な始め方でも構いません。

ETCの明細と現場をどう結びつけますか。

ETCの利用明細には日付と区間が出るため、その日の工事日報や出面表と突き合わせると、どの現場へ行った分かが分かります。日報に高速の利用を書く欄を作っておくと、突き合わせが不要になります。

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