建設業向け 機械等設置届 提出前チェックリスト
機械等設置届は、足場や型枠支保工を設置するときに労働基準監督署へ出す届出です。足場設置届と呼ばれることが多いのですが、様式の名前は様式第20号の機械等設置届です。
一般には、10m以上・60日以上という条件だけが知られていて、何を書いて何の図面を付けるのかは調べても出てきにくい部分です。記載する事項も添付する図面も、労働安全衛生規則の別表第7に機械等の種類ごとに書かれていて、足場と架設通路では付ける図面が違います。
このチェックリストは、その別表第7の中身を、建設でよく当たる3種類について並べたものです。対象になるかどうかの判定と、30日前から逆算した日程もあわせて入れています。
機械等設置届 提出前チェックリスト(Excel・PDF)を無料でダウンロード
会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelのダウンロードが始まります。PDFも同じ画面から取得できます。
ダウンロードを開始しました
自動で始まらない場合は、下のボタンから取得してください。リンクの有効期限は14日間です。
ファイルを取得するうまく開けないときは info@syojin.com までご連絡ください。
このテンプレートは誰向けですか
- 足場や型枠支保工の届出を、はじめて自分で出すことになった方
- 10m・60日は知っているが、何の図面を付けるのかで迷っている方
- 30日前の期限から逆算して段取りを組みたい方
どのような場面で使いますか
足場や型枠支保工の計画を立てはじめた時点で使います。工事開始の45日前くらいから埋めていくと、30日前の期限に間に合います。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- いつまで
- 確認すること
- 根拠
- 担当
- 完了日
- 備考
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 機械等設置届 提出前チェックリスト | ||
| この表について | 足場・型枠支保工・架設通路の機械等設置届(様式第20号)を出す前の確認表です。対象の判定、別表第7の記載事項と添付図面、30日前から逆算した日程を1枚にまとめています。 | |
| 根拠・注意 | 労働安全衛生法88条1項は、厚生労働省令で定める機械等を設置し、若しくは移転し、又はこれらの主要構造部分を変更しようとするときに、その計画を**工事開始の日の30日前まで**に労働基準監督署長へ届け出ることを求めています。届出の様式は様式第20号で、対象になる機械等と、記載する事項・添付する図面は労働安全衛生規則別表第7に種類ごとに定められています(同規則86条1項)。建設でよく当たるのは、別表第7の10号(型枠支保工。支柱の高さ3.5m以上)、11号(架設通路。高さ及び長さがそれぞれ10m以上)、12号(足場。つり足場・張出し足場以外は高さ10m以上)です。ただし、架設通路と足場は**組立てから解体までの期間が60日未満のもの**が除かれます(同規則85条1項2号)。あわせて、別表第7の10号と12号にあたる工事の計画を作成するときは、**厚生労働省令で定める資格を有する者を参画させる**必要があります(法88条4項、同規則92条の2第1項)。建設工事計画届(法88条3項)は14日前までで、対象になる仕事は同規則90条に定められています。別の届出なので、期限も対象も分けて確認してください。 | |
| シート構成 | 記入用 … パソコンで入力して使うシート(空欄) 記入例 … 書き方の見本 A4印刷用 … 印刷して手書きで使うシート。A4の1ページに収まります | |
| 使い方 | 1. 対象の判定は、高さと期間の両方を見ます。片方だけで決めないでください 2. 「60日」は組立てから解体までの期間です。工事全体の工期ではありません 3. 記載事項と添付図面は、別表第7で機械等の種類ごとに違います。架設通路だけ図面の種類が変わります 4. 別表第7の10号・12号は、計画の作成に有資格者の参画が必要です。依頼先は早めに確保します 5. 図面の細かさの基準は条文に書かれていません。所轄の運用に合わせるため、事前に相談しておくと出し直しを避けられます 6. 建設工事計画届は別の届出です(14日前)。両方に当たることがあります | |
| 更新日 | 2026-09-19 | |
| 配布元 | 商い屋 建設(https://kensetsu.akinaiya.com) | |
| 【免責】本様式は一般的な項目を整理した参考資料です。法令で定められた様式そのものではありません。必要な記載事項・保存期間・提出先は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。実際の義務内容は所管行政庁または専門家にご確認ください。 | ||
| 機械等設置届 提出前チェック | |||||
| 工事名 | 届出の対象 | ||||
| 工事開始の予定日 | 提出期限(30日前) | ||||
| 提出先 | |||||
| No | いつまで | 確認すること | 根拠 | 担当 | 完了日 |
| (空欄があと1行つづきます) | |||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-19 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は7列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 機械等設置届 提出前チェック 【記入例】 | |||||
| 工事名 | ○○ビル新築工事 | 届出の対象 | 足場(枠組足場 H=12m) | ||
| 工事開始の予定日 | 2026年11月2日 | 提出期限(30日前) | 2026年10月3日 | ||
| 提出先 | ○○労働基準監督署 | ||||
| No | いつまで | 確認すること | 根拠 | 担当 | 完了日 |
| 1 | 45日前 | つり足場・張出し足場か(該当すれば高さを問わず対象) | 別表第7 12号 | 三浦 | 9/15 |
| 2 | 45日前 | つり・張出し以外なら、高さが10m以上か | 別表第7 12号 | 三浦 | 9/15 |
| 3 | 45日前 | 組立てから解体までの期間が60日以上か(工期ではない) | 安衛則85条1項2号 | 三浦 | 9/15 |
| 4 | 45日前 | 型枠支保工は支柱の高さが3.5m以上か | 別表第7 10号 | 三浦 | 9/15 |
| 5 | 45日前 | 架設通路は高さ・長さがそれぞれ10m以上か | 別表第7 11号 | 三浦 | 9/15 |
| 6 | 40日前 | 有資格者を参画させる対象か(10号・12号は対象) | 法88条4項/安衛則92条の2 | 大野 | 9/18 |
| 7 | 40日前 | 参画者を決めたか(社内にいなければ依頼先を確保) | 同上 | 大野 | 9/20 |
| 8 | 32日前 | 足場:設置箇所を書いたか | 別表第7 12号 | 三浦 | 9/29 |
| 9 | 32日前 | 足場:種類及び用途を書いたか | 別表第7 12号 | 三浦 | 9/29 |
| 10 | 32日前 | 足場:構造、材質及び主要寸法を書いたか | 別表第7 12号 | 三浦 | 9/29 |
| 11 | 32日前 | 型枠支保工・架設通路を同時に出す場合、設置期間も書いたか | 別表第7 10号・11号 | 三浦 | — |
| 12 | 35日前 | 足場・型枠支保工:組立図及び配置図を用意したか | 別表第7 10号・12号 | 大野 | 9/26 |
| 13 | 35日前 | 架設通路:平面図、側面図及び断面図を用意したか | 別表第7 11号 | 大野 | — |
| 14 | 32日前 | 図面と記載事項の寸法が一致しているか | 実務 | 三浦 | 9/30 |
| 15 | 30日前 | 様式第20号で所轄の労働基準監督署へ提出したか | 法88条1項/安衛則86条 | 三浦 | 10/3 |
| 16 | 随時 | 主要構造部分が変わったら、変更の届出を出したか(30日前) | 法88条1項 | 三浦 | |
| 17 | 随時 | 建設工事計画届(14日前)にも当たるかを確認したか | 法88条3項/安衛則90条 | 三浦 | 10/3 |
| 備考 | |||||
| 割付けが確定してから提出した。変更の届出にも30日前の期限がかかるため、先出しはしない。 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-19 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は7列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 機械等設置届 提出前チェック | |||||
| 工事名 | 届出の対象 | ||||
| 工事開始の予定日 | 提出期限(30日前) | ||||
| 提出先 | |||||
| No | いつまで | 確認すること | 根拠 | 担当 | 完了日 |
| (空欄があと19行つづきます) | |||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-19 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は7列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年9月19日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工事名・届出の対象・工事開始の予定日などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 労働安全衛生法88条1項は、厚生労働省令で定める機械等を設置し、若しくは移転し、又はこれらの主要構造部分を変更しようとするときに、その計画を**工事開始の日の30日前まで**に労働基準監督署長へ届け出ることを求めています。届出の様式は様式第20号で、対象になる機械等と、記載する事項・添付する図面は労働安全衛生規則別表第7に種類ごとに定められています(同規則86条1項)。建設でよく当たるのは、別表第7の10号(型枠支保工。支柱の高さ3.5m以上)、11号(架設通路。高さ及び長さがそれぞれ10m以上)、12号(足場。つり足場・張出し足場以外は高さ10m以上)です。ただし、架設通路と足場は**組立てから解体までの期間が60日未満のもの**が除かれます(同規則85条1項2号)。あわせて、別表第7の10号と12号にあたる工事の計画を作成するときは、**厚生労働省令で定める資格を有する者を参画させる**必要があります(法88条4項、同規則92条の2第1項)。建設工事計画届(法88条3項)は14日前までで、対象になる仕事は同規則90条に定められています。別の届出なので、期限も対象も分けて確認してください。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
対象になるかは、2つの条件の両方で決まる
足場が対象になるのは、次の2つを両方とも満たすときです。片方だけで判断すると間違えます。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| 高さ | つり足場・張出し足場は高さを問わず対象。それ以外は10m以上 |
| 期間 | 組立てから解体までが60日以上(60日未満は除かれる) |
「60日」は足場が建っている期間で、工事全体の工期ではありません。 組立てを始めた日から解体が終わる日までで数えます。工期で数えると、要らない届出を出すことになります。
別表第7は、種類ごとに書く事項と図面が違う
ここが調べても出てきにくいところです。同じ届出でも、機械等の種類によって記載事項と添付図面が変わります。
| 種類 | 対象の条件 | 書く事項 | 付ける図面 |
|---|---|---|---|
| 型枠支保工(10号) | 支柱の高さ3.5m以上 | 構造物の概要/構造、材質及び主要寸法/設置期間 | 組立図及び配置図 |
| 架設通路(11号) | 高さ・長さがそれぞれ10m以上 | 設置箇所/構造、材質及び主要寸法/設置期間 | 平面図、側面図及び断面図 |
| 足場(12号) | つり・張出し以外は高さ10m以上 | 設置箇所/種類及び用途/構造、材質及び主要寸法 | 組立図及び配置図 |
架設通路だけ図面の種類が違います。 足場と一緒に出すつもりで組立図だけ用意すると足りません。
有資格者の参画が要るものがある
見落としやすいのがここです。別表第7の10号(型枠支保工)と12号(足場)にあたる工事の計画を作るときは、資格を有する者を参画させることが求められています。架設通路は対象に入っていません。
社内に該当する人がいない場合は外部に依頼することになるため、30日前という期限から逆算して、誰に頼むかを先に決めておく必要があります。
30日前から逆算して並べる
期限は工事開始の30日前なので、そこから逆に並べると手が止まりません。このチェックリストは、その順で行が並んでいます。
| いつ | やること |
|---|---|
| 45日前 | 高さと設置期間を確定し、対象かどうかを判定する |
| 40日前 | 参画者を決める(社内にいなければ依頼先を探す) |
| 35日前 | 組立図と配置図を用意する |
| 32日前 | 様式第20号に記載事項を書く |
| 30日前 | 所轄の労働基準監督署へ提出 |
いちばん時間がかかるのは図面です。割付けが固まらないうちに出しても、変更で出し直しになります。主要構造部分の変更に当たる場合は、変更の届出にも30日前の期限がかかります。
建設工事計画届とは別の届出です
調べていると建設工事計画届が並んで出てきますが、こちらは仕事そのものの届出で、期限は14日前です。高さ31mを超える建築物、最大支間50m以上の橋梁、ずい道等、掘削の高さまたは深さ10m以上の地山の掘削などが対象になります。
31mを超える建物に10m以上の足場を60日以上かけて組むなら、両方が要ります。先に来るのは30日前の機械等設置届です。