建設業向け 退職証明書テンプレート
退職証明書は、退職した人の請求に応じて会社が交付する証明書です。労働基準法にもとづくものとされています。
建設業では、退職した社員から「証明書を書いてほしい」と言われたときに、実務経験証明書を指している場面があります。施工管理技士の受検や、次の会社での技術者の登録にかかわるためです。
このテンプレートは、どちらを求められているかを受付の欄で分けたうえで、退職証明書として書くものを整理した形にしています。
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このテンプレートは誰向けですか
- 退職した社員から「証明書を書いてほしい」と言われた総務の方
- 実務経験証明書と退職証明書のどちらを求められているか分からない方
- 退職から何年も経った人に、記録から書き起こす立場の方
どのような場面で使いますか
退職した本人から請求があったときに作ります。請求された項目だけを書くものなので、受付でどの項目が要るかを聞いてから書き始めます。実務経験証明書を求められている場合は、工事経歴書と配置技術者の記録から別に起こします。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 求められている書類
- 実務経験証明書の希望
- 使用期間
- 業務の種類
- その事業における地位
- 賃金
- 退職の事由
- 用途(任意)
- 氏名
- 生年月日
- 雇用の形
- 業務の種類(職種)
- 業務の種類(担当)
- 備考
- 交付の方法
- 交付日
- 交付した人
- 写しの保管場所
- 実務経験証明書の対応
- 目安の日数
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 退職証明書 | ||
| この表について | 退職した社員の請求に応じて交付する証明書です。実務経験証明書と分けるための受付欄を先に置いています。 | |
| シート構成 | 記入用 … パソコンで入力して使うシート(空欄) 記入例 … 書き方の見本 A4印刷用 … 印刷して手書きで使うシート。A4の1ページに収まります | |
| 使い方 | 1. 退職証明書と実務経験証明書は別のものです。受付で先に分けます 2. 請求された項目だけを書きます。保有資格は請求が無ければ書きません 3. 業務の種類には、職種と担当した工事の種類を書くと証明になります 4. 実務経験の証明は、工事経歴書と配置技術者の記録から別に起こします | |
| この用紙の使い方(書き始める前に読む) | ①でまず、退職証明書と実務経験証明書のどちらを求められているかを分ける。 退職証明書は、請求された項目にだけチェックを入れ、その項目だけを書く。 請求されていない事項は書かない。保有資格や退職の事由を、よかれと思って足さない。 ②の内容は労働者名簿・賃金台帳・出面表から写す。記憶や本人の申告で書かない。 実務経験の証明を頼まれた場合は、工事経歴書と配置技術者の記録から別に起こす。 | |
| 更新日 | 2026-09-22 | |
| 配布元 | 商い屋 建設(https://kensetsu.akinaiya.com) | |
| 【免責】本様式は一般的な項目を整理した参考資料です。法令で定められた様式そのものではありません。必要な記載事項・保存期間・提出先は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。実際の義務内容は所管行政庁または専門家にご確認ください。 | ||
| 退職証明書 | |||
| 会社名 | |||
| 交付日 | |||
| 管理番号 | |||
| 受付日・受付者 | |||
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
| ① 受付(どちらの書類かを先に分ける) | |||
| 求められている書類 | 実務経験証明書の希望 | ||
| 使用期間 | 業務の種類 | ||
| その事業における地位 | 賃金 | ||
| 退職の事由 | 用途(任意) | ||
| ② 証明する内容(記録から写す) | |||
| 氏名 | 生年月日 | ||
| 使用期間 | 雇用の形 | ||
| 業務の種類(職種) | 業務の種類(担当) | ||
| その事業における地位 | 賃金 | ||
| 退職の事由 | 備考 | ||
| ③ 交付の記録(この欄は社内用。本人へ渡す紙には印刷しない) | |||
| 交付の方法 | 交付日 | ||
| 交付した人 | 写しの保管場所 | ||
| 実務経験証明書の対応 | 目安の日数 | ||
| 会社の名称・所在地 | 代表者 | ||
| 備考 | |||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-22 版) | |||
| 退職証明書 【記入例】 | |||
| 会社名 | ○○建設株式会社 | ||
| 交付日 | 2026年9月18日 | ||
| 管理番号 | TS-2026-0918-07 | ||
| 受付日・受付者 | 2026年9月14日/総務課 峰岸 亮 | ||
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
| ① 受付(どちらの書類かを先に分ける) | |||
| 求められている書類 | 退職証明書 | 実務経験証明書の希望 | なし |
| 使用期間 | 請求あり | 業務の種類 | 請求あり |
| その事業における地位 | 請求あり | 賃金 | 請求なし |
| 退職の事由 | 請求なし | 用途(任意) | 転職先への提出 |
| ② 証明する内容(記録から写す) | |||
| 氏名 | 南雲 健吾 | 生年月日 | 1988年11月3日 |
| 使用期間 | 2014年4月1日から2026年8月31日まで | 雇用の形 | 無期雇用 |
| 業務の種類(職種) | 土木施工管理 | 業務の種類(担当) | 道路改良および下水道の現場(2014年度から) |
| その事業における地位 | ○○建設株式会社 工事部 主任(2021年4月から) | 賃金 | (請求が無いため記載しない) |
| 退職の事由 | (請求が無いため記載しない) | 備考 | 2019年4月から2020年3月まで○○支店へ出向 |
| ③ 交付の記録(この欄は社内用。本人へ渡す紙には印刷しない) | |||
| 交付の方法 | 郵送(普通郵便) | 交付日 | 2026年9月18日 |
| 交付した人 | 総務課 峰岸 亮 | 写しの保管場所 | 退職者つづり 2026年度 |
| 実務経験証明書の対応 | 今回は依頼なし。依頼があれば工事経歴書から起こす | 目安の日数 | 2週間 |
| 会社の名称・所在地 | 代表者 | ||
| ○○建設株式会社(○○県○○市○○町3-4-5) | 代表取締役 ○○ ○○ | ||
| 備考 | |||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-22 版) | |||
| 退職証明書 | |||
| 会社名 | |||
| 交付日 | |||
| 管理番号 | |||
| 受付日・受付者 | |||
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
| ① 受付(どちらの書類かを先に分ける) | |||
| 求められている書類 | 実務経験証明書の希望 | ||
| 使用期間 | 業務の種類 | ||
| その事業における地位 | 賃金 | ||
| 退職の事由 | 用途(任意) | ||
| ② 証明する内容(記録から写す) | |||
| 氏名 | 生年月日 | ||
| 使用期間 | 雇用の形 | ||
| 業務の種類(職種) | 業務の種類(担当) | ||
| その事業における地位 | 賃金 | ||
| 退職の事由 | 備考 | ||
| ③ 交付の記録(この欄は社内用。本人へ渡す紙には印刷しない) | |||
| 交付の方法 | 交付日 | ||
| 交付した人 | 写しの保管場所 | ||
| 実務経験証明書の対応 | 目安の日数 | ||
| 会社の名称・所在地 | 代表者 | ||
| 備考 | |||
| 商い屋 建設 https://kensetsu.akinaiya.com (2026-09-22 版) | |||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 13 KB |
| 更新日 | 2026年9月22日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。会社名・交付日・管理番号などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
- 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
- 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
- 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
- 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
退職証明書と実務経験証明書は目的が違う
建設業では、この2つが混ざります。
| 求められるもの | 何のためのものか |
|---|---|
| 退職証明書 | 退職した事実と、請求された事項を会社が証明する |
| 実務経験証明書 | 施工管理技士の受検や、技術者としての要件の判断に使う |
受付の時点で、どちらを求められているかを分けます。書く中身も、根拠も、証明する人も違います。
退職証明書に書ける5つの事項
証明できるのは、使用期間、業務の種類、その事業における地位、賃金、退職の事由の5つです。
そのうち、請求された項目だけを書きます。請求されていない事項を書いてはならないという定めがあるとされています。
建設業では、業務の種類の欄に、職種と担当した工事の種類を書く形が分かりやすくなります。土木、建築、電気、管。現場での立場もここに添えます。
とはいえ、保有していた資格まで書くかどうかは、請求の内容によります。求められていなければ書きません。
実務経験証明書は工事の記録から起こす
実務経験証明書は、どの工事に、どの立場で、どれだけ携わったかを示すものです。
退職証明書の使用期間とは、数え方が違います。在籍していた期間がそのまま実務経験になるとは限らず、携わった工事の内容で判断されます。
そのため、依頼が来たら工事経歴書や工事台帳をあたります。配置技術者の記録が残っていれば、そこから起こせます。
一方で、記録が残っていなければ書けません。退職の時点で、その人が携わった工事を一覧にしておくと、あとから頼まれたときに短く終わります。
退職証明書の材料を退職の日でまとめる
建設業では人の出入りが多く、退職から何年か経ってから請求が来ることもあります。
労働者名簿、賃金台帳、出勤簿、出面表、配置技術者の記録。これらを退職の日で1か所に綴じておくと、請求が来たときに探す手間が小さくなります。
一方で、記録の保存期間を過ぎると書けません。労働基準法にもとづく請求権は賃金以外で2年とされていますが、実際に書けるかは記録が残っているかで決まります。
そのうえで、交付した控えと請求の書面は同じつづりに入れておきます。同じ人から再び請求が来たときに、前回と食い違いません。
よくある質問
退職証明書と実務経験証明書はどちらを出しますか。
目的が違うため、受付の時点でどちらを求められているかを分けます。施工管理技士の受検や技術者の要件なら実務経験証明書、退職した事実の証明なら退職証明書です。
保有していた資格も書きますか。
請求されていなければ書きません。書ける事項は5つに限られています。資格そのものの証明が必要なら、本人が合格証明書や免状で示します。
退職から何年も経った人から頼まれました。
記録が残っていれば書けます。労働者名簿や賃金台帳の保存期間を過ぎていると、確かめる材料がありません。その旨を伝えて、書ける範囲で出します。